『千鳥のクセスゴ!』は、2020年5月に特番としてスタートし、同年10月にレギュラー化。2025年3月に約5年の歴史を一旦終えたが、2026年7月4日午後9時から特番として復活する。総合演出の名城ラリータ氏が、番組の裏側やお笑いコンビ・千鳥の能力、ネタ番組の未来について語った。
コロナ禍で生まれた新フォーマット
名城氏は番組制作のきっかけについて、「コロナ禍で番組制作が危機的状況に陥っている中、こういう時こそフジテレビらしくお笑いネタ番組をやろうという機運があった」と説明する。お客さんを呼べない状況で、スタジオでネタを撮りVTR化するフォーマットを考案。しかしVTR化による笑いの熱量低下を懸念し、千鳥をMCに起用。ワイプでのコメントでネタに新たな価値を加える手法を取った。
大悟への信頼と“瞬発力”バトル
名城氏は、大悟に対してコンセプトすらほとんど伝えず、ネタを見て瞬時にコメントさせる「ある種のバトル」を仕掛けているという。「本来は伝えるべきだが、大悟さんが僕らの思っていなかった方向性を示すことで、次のストーリー展開が作りやすくなる」と語り、その瞬発力を高く評価。ノブには進行や企画を伝えるが、大悟には「おはようございます!」しか言わないと明かした。
テロップ戦略と芸人へのスポットライト
ネタ番組でテロップを入れることは「ある種ご法度」としながらも、名城氏は「こういう面白い人がいるんだというスポットライトを当てるためにテロップを入れた」と説明。芸人側の本意ではない可能性を認識しつつも、「変なネタや変な芸人に焦点を当てたい」とスタイルを貫く。
演者のポテンシャルを引き出す使命
名城氏は「僕が作ることでこの人のポテンシャルをどれだけ引き出せるかが使命」と断言。全員にハマるソフトはないとし、その人の良さを引き出す企画作りを重視。失敗も多いと認めつつ、「自分の特色はダントツにそれだ」と語る。
ネタ番組の未来とクセスゴの宿題
名城氏は「フジテレビでネタ番組のレギュラー放送が始まることは、おそらく何年かない」と指摘。定期特番が主流になる中、新しいネタ番組の作り方が課題だと述べる。『クセスゴ!』をどう解釈し次の時代につなげるか、どう工夫してネタ番組を作るかが使命であり宿題だと語った。
今回の特番には、特番時代からの常連から初登場まで総勢50人以上の芸人が集結。千鳥のコメントとともに、新たな笑いを届ける。



