Anime Expo 2026でBEYBLADE Xブースに7000人超が来場
7月2日から5日にかけて米国ロサンゼルスで開催された北米最大級のアニメコンベンション「Anime Expo 2026」で、タカラトミーグループは『BEYBLADE X(ベイブレードエックス)』『リカちゃん』『ガチャ』の3ブランドを出展した。中でも今年で3回目の出展となる現代版ベーゴマ『BEYBLADE X』のブースは連日現地ファンの熱気に包まれ、観戦者を含めて7000人以上が来場。2500人以上が実際に対戦に参加した。
プロデューサーバトルやANIME EXPO CUPで熱戦
目玉イベント「BEYBLADE X ANIME EXPO CUP 2026」のほか、体験会やミニトーナメント、日本から渡米したベイブレード開発チームとの対戦企画「プロデューサーバトル」が行われ、挑戦者が後を絶たなかった。参加者の中心は20代~30代で、男女グループやカップル、親子連れも多く、幅広い層に親しまれている様子がうかがえた。
現地でのバトルは勝敗だけでなく「純粋にバトルや大会そのものを楽しむ」オープンな空気感が特徴的で、ステージで戦っている選手を知らなくても観客全員が全力で応援し、会場全体が一つのコミュニティとして一体となっていた。
日本発の戦術と「好きなベイ」で楽しむプレイスタイル
競技面では日本とのプレイスタイルの共通点も見られた。使用率が高かったのは「シャークスケイル」「ウィザードロッド」「メテオドラグーン」「ドランストライク」などで、「シャークスケイル1-50LR」や「ウィザードロッド1-60H」といったカスタマイズが人気。3機のベイを使う「3on3」バトルでは、アタックタイプとスタミナタイプを組み合わせる日本でもおなじみの手堅い戦術が多く見られた。
一方で、性能だけでなく「ただそのベイが好きだから」という理由で機体を選び、勝敗に関わらずバトルを心から楽しむスタンスのユーザーが多いのも印象的だった。
優勝者は20年以上のベテラン、2位は歴1年の新規ファン
「ANIME EXPO CUP 2026」で優勝したのはサンディエゴから参加したKaede Mullerさん(26)。第1世代の『爆転シュート ベイブレード』から20年以上プレイしている筋金入りのブレーダーで、「最高です。正直信じられない」と喜びを語り、次はバンコクで開催される世界大会への出場に意欲を見せた。「ベイブレードの輪が世界中に広がっていて、世界一のコミュニティの一つだと思う。仲間と競技に参加したり、練習するのが楽しいことが長く続けられている理由」とベイブレードを通じた絆の深さを語った。
2位のJonathan Parksさんは昨年のAnime Expo体験会でベイブレードに出会った歴1年のブレーダー。「ベイブレードでたくさん友達ができたこと。LAにたくさん仲間がいる」とコミュニケーションの楽しさを魅力に挙げた。3位のSergio Estradaさんは『メタルファイト ベイブレード』からの復帰勢で、「最後まで何が起きるか分からないところ」が魅力だと語った。
優勝したKaedeさんの影響で今年からベイブレードを始めたガールフレンドのKathreenさん(30)は、「スピード感があってエネルギッシュ。コマが激しくぶつかり合って、相手を破壊したり弾き飛ばしたりするカオスなところが好き」と魅力を語り、Kaedeさんの優勝に「彼がチャンピオンになって、とても誇らしい気持ちです。彼はたこ焼きが大好きなので、たこ焼きをいっぱい買ってあげたいです!」と喜びを爆発させた。
タカラトミーチームも手応え、世界に広がるブレーダーの輪
アメリカのファンの熱量とファンダムの広がりはタカラトミーのスタッフ陣にも大きな感動と手応えを与えた。ベイブレード事業部企画開発課の草山広輝さんは「アメリカならではのオープンな雰囲気もあり、対戦が始まるとベイブレードを知らなかった人まで一緒になって応援してくれる姿が印象的でした。わたしたちのものづくりがアメリカにまで届いていることに大きな喜びを感じると同時に、これからも世界中の皆さんに驚きや感動を届けられる商品づくりに挑戦していきます」とコメント。
同事業部マーケティング課の奥田順基さんは「アメリカのファンの皆さんの熱量の高さは、競技性とも非常に相性が良いと感じています。ベイブレードのコミュニティが世界に広がっていることを改めて実感しました」と述べ、同じくマーケティング課の山本眞大さんは「日本で発信している取り組みや商品が国や地域を越えて受け入れられ、ファンダムの拡大につながっていることを肌で感じることができ、大きな手応えを得ることができました」と語った。
1999年に誕生し、世界累計出荷数5.6億個(2025年9月時点)を超える『ベイブレード』。言語の違いを越え、日本発のアソビがアメリカの地で確かなコミュニティを築き上げていることを証明した熱い4日間となった。タカラトミーが掲げる「アソビで世界をにぎわせよう」というパーパスの通り、ベイブレードの熱狂は今後も世界へ広がっていきそうだ。



