徳島市の阿波おどりは11日に開幕し、12日に屋外演舞場での踊りが始まった。市中心部には踊り手たちの「ヤットサー」の掛け声と、三味線や鉦(かね)などの「ぞめき」が鳴り響き、一帯は熱気に包まれた。15日まで。
「優りび」で有名連が合同演舞
同市のアスティとくしまで11日には、有名連による合同演舞「優(すぐ)りび」があった。阿波おどり振興協会と県阿波踊り協会の計33連から選抜された約600人が出演し、計3公演で卓越した技術を披露した。
踊り手たちは各連の浴衣や法被を身にまとって登場。リズミカルな鳴り物に合わせ、勇壮な男踊りと一糸乱れぬ動きの女踊りで魅了した。踊り手が客席の通路を埋め尽くす演出や和太鼓のソロ演奏もあった。
踊り手と観客の声
出演した有名連「蜂須賀連」の長尾理彩さん(24)は「いつもより観客が多く、拍手も大きく感じた。年々暑さが厳しくなっているが、こまめに水分補給をして最後まで乗り切りたい」と気を引き締めた。
家族3人で訪れた阿南市の会社員の女性(48)は「踊り手の動きがそろっていて美しく、誇らしい気持ちになった。観光客にも楽しんでもらいたい」と感動していた。
有料演舞場でライブ配信禁止
12日は午後6時から藍場浜、南内町、紺屋町の有料演舞場を中心に踊りが始まった。有料演舞場で観客の一部がライブ配信する行為が問題になっており、会場では禁止のアナウンスがあった。
南内町では、有名連「天水連」など様々な連が元気よく踊り込んだ。無料の両国本町演舞場でも大勢の観光客らが詰めかけ、初めて阿波おどりを見たという兵庫県明石市の会社員の女性(28)は「思わず一緒に踊ってしまうほど引き込まれた。街中が祭りムードで驚いた」と笑顔を見せた。



