5人組グループ・SUPER EIGHTの安田章大と俳優・のんがダブル主演を務める映画『平行と垂直』(28日公開)の本編映像と場面写真が20日、解禁された。
軽妙な会話と温かみのある空気感
同作品は、安田が山野海氏のオリジナル脚本に感銘を受けて、佐藤現プロデューサーに持ち込んだことから企画が始まった。自閉スペクトラム症(ASD)の兄・大貴(安田)と、兄を幼い頃から支えてきた妹・希(のん)の兄妹が、希の結婚話をきっかけに、互いのこれからとこれまでに向き合うヒューマンドラマを描く。
グループホームを離れ、自立した暮らしを送る大貴。昼ご飯として持参する弁当も、おにぎりや卵焼きなどがきっちり“平行と垂直”に並べられており、食事の時間にも大貴らしいこだわりが見て取れる。
そんな大貴のもとへやって来るのが、物おじせず話しかける押しの強いしっかり者の少女・安藤紗奈(河野咲良)。大貴の弁当を当たり前のようにつまみ食いすることが、いつしか2人の日課のようになっている。
大貴と紗奈、須賀の昼休みを切り取った本編映像
今回解禁されたのは、大貴と大貴の勤務する会社の同僚・須賀峰雄(芦川誠)、そして紗奈の3人の昼休みを切り取った本編映像。いつものように公園で昼食をとっている大貴のもとへ紗奈がやって来ると、当たり前のようにおにぎりをつまみ食い。そんな紗奈に大貴は「おにぎり、返してください」と訴えるが、紗奈は「大丈夫やって。減るもんやないし」と全く気にする様子はない。すかさず須賀がツッコミを入れ、3人のテンポのいいやり取りが繰り広げられる。大阪ならではの軽妙な会話と、どこか温かみのある空気感が印象的なシーンとなっている。
その後も会話は続き、紗奈はおにぎりだけでは飽き足らず、卵焼きまでつまみ食い。「卵焼きもうちょっと甘いほうがええわ。わかった?」と注文をつける紗奈に対し、大貴はなんとも言えない絶妙な表情を見せる。自分なりのルールを大切にする大貴と、そんなことはお構いなしに距離を縮めてくる紗奈。果たして、この紗奈の何気ない一言が今後の大貴にどのような影響を与えるのか。そして、時には小言を言いながらも、大貴を一人の同僚として自然に受け入れ、身近で見守る須賀。
3人によるコミカルなやり取りの連続の中には、大貴が社会の中で人と関わり、周囲の人々と自然なつながりを築きながら暮らしている姿が映し出されている。安田が大貴の独特のリズムや細やかな所作を繊細に表現する一方、河野、芦川との自然体の掛け合いが、作品に温かなユーモアを添えている本編映像。大貴が社会の中でどのように人とつながり、自分らしく生きているのか―。コミカルなやり取りの中に垣間見える、ささやかな支え合いに注目だ。



