俳優・宇梶剛士さん、暴走族総長から俳優へ 師匠の熱い指導で悪癖を払拭
俳優・宇梶剛士さん、暴走族から俳優へ 師匠の指導で悪癖払拭

俳優の宇梶剛士さん(49)は数年前、2千人もの構成員がいた暴走族の総長だった過去を明かし話題になった。18歳で「不良少年」を卒業し俳優を志したが、斜に構えた態度やしぐさは体に染みついたままだった。それを改めることができた背景には、師匠と慕う人たちの熱い指導があった。

鉄格子の中の決意

18歳の時、暴走族同士の抗争がもとで少年院に入った宇梶さんは、いつしかまともに会話もしなくなっていた母親から分厚い本を渡された。それが「チャップリン自伝」だった。どんな意図で差し出されたのか分からず戸惑ったが、当時は社会から隔離された院内で情報に飢えていたため、思わず手に取った。

読み進めると、英俳優のチャップリンは幼い頃から貧しい生活を余儀なくされながらも、逆境にめげず修業を重ねた努力の人だと分かった。不遇な少年時代は自身と重なったが、チャップリンが根気強く努力し続けたのに対し、自身は「社会や大人に背を向けた」点で決定的に違っていた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

感動で涙があふれ出た

本の終盤にさしかかった頃には、喜劇王として花を咲かせていくチャップリンの軌跡に耳がじんじんするほど熱くなり、感動で涙があふれ出ていた。自分を恥じ、初めて心から「これじゃいけない。自分は間違っている」と思えた。「俺も俳優になろう」。鉄格子の中で、そう決意した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ