俳優の本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、そして黒沢清監督が6月30日、都内で行われた映画『黒牢城』の公開御礼舞台あいさつに登壇した。本木が黒沢監督の撮影スタイルに驚きの声を上げる場面があった。
黒沢監督の“定時上がり”に本木が衝撃
本木は黒沢清映画らしい画角の裏話を引き出そうと「いつ考えているんですか?」と質問。黒沢監督は「こんなことを言うと身もふたもない気がしますけど…。『こうやったら明日で撮りきれるかな』と(考える)。それが大きい」と明かした。これに対し本木は「過酷な現場ですけれども、ほぼ定時に終わる。そんな映画の現場ってないんですよ!」と驚きを隠さなかった。しかし黒沢監督は「それは社会人として当たり前のこと。定時に終われば次の日に頑張れる」と返し、会場の笑いを誘った。
『黒牢城』作品概要と興行成績
本作は、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞した米澤穂信氏のミステリーを映画化。黒沢監督にとってキャリア初の時代劇であり、密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木雅弘)とその妻・千代保(吉高由里子)、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)らを取り巻く、さまざまな登場人物たちの思惑が飛び交う緊迫の戦国系心理ミステリー超大作となっている。
6月19日に公開され、初週末興行ランキングで邦画1位を記録。世界30ヶ国以上での公開が決定しており、さらに7月10日から一部劇場でモノクロ特別版の上映も行われる。



