ジョディ・フォスター主演のフレンチ・ミステリー『プライベート・ケース』(公開中、配給:スターキャットアルバトロス・フィルム)で、物語の鍵を握る幻想的な催眠療法シーンの映像が公開された。
週末ミニシアターランキングで観客動員数1位を記録
本作はジョディ・フォスターがフランス映画に初主演したミステリー×再婚コメディ。共演はフランス映画界の名優ダニエル・オートゥイユ。先週24日に初日を迎え、平日の朝からミステリーやフランス映画を好む大人の客層が多く来場。SNSでは、「ジョディ・フォスターの全編フランス語の演技が圧巻」「理性と感情が行き来するジョディの演技に引き込まれた」「いつのまにか自己分析へと迷いこんでいく、迷宮映画としての完成度が素晴らしい」などと絶賛の声が相次いだ。メイン館のヒューマントラストシネマ有楽町をはじめ各地の劇場で満席回が続出し、興行通信社が発表する週末ミニシアターランキング(2026年7月24日~26日調査)で観客動員数1位を記録した。
幻想的な催眠療法シーンの詳細
今回公開されたのは、ジョディ・フォスター演じる精神分析医リリアンが、長年支えてきた患者ポーラ(ヴィルジニー・エフィラ)の死をきっかけに涙が止まらない現象に悩み、退行催眠(催眠療法)に頼るシーン。精神分析の対極にある催眠療法にすがらざるを得ないほど精神的に追い詰められた彼女は、元夫で眼科医のガブリエル(ダニエル・オートゥイユ)でも判明できなかった原因を探るため、噂で聞いた催眠療法士の元を訪ねる。「ご自分のペースで……ゆっくりと下りて……」という誘導で目を閉じ、潜在意識へ没入するリリアン。催眠状態に入ると、スリップ姿で暗闇に舞う雪の中、自身の過去世界に潜っていく幻想的な演出が施されている。監督レベッカ・ズロトヴスキは「私の精神分析医はデヴィッド・リンチとフェリーニです」と公言しており、このシーンは両監督へのオマージュに満ちている。
リリアンが記憶の階段を下りて扉を開けると、そこにはオーケストラピット。チェロを弾く女性は亡き患者のポーラ。リリアンは男性の演奏家として存在し、彼女と深く愛し合っていた。ポーラの頬に触れた瞬間、厳粛な表情の指揮者が現れる。それは現実でのポーラの夫、シモン(マチュー・アマルリック)だった。夢とも現実ともつかない世界で、殺人疑惑の重要人物たちが次々と登場。リリアンは、自身の涙が止まらない理由も事件の裏に隠されていると気づく。
ストーリー
パリで精神分析医として成功するアメリカ人医師リリアンは、長年診てきた患者ポーラの突然の死を知らされる。診察で兆候はなく、単なる事故ではなく殺人ではないかと疑い、真相を突き止めようと決意。一方で、状況に関係なく突然涙があふれる異変に悩まされるようになり、眼科医の元夫ガブリエルを訪ねる。原因はわからなかったが、事件捜査を手伝ってもらうことになり、元夫を相棒に探偵まがいの捜査に乗り出し、危険な真実へと足を踏み込んでいく。
出演者・スタッフ
出演:リリアン役ジョディ・フォスター、ガブリエル役ダニエル・オートゥイユ、ポーラ役ヴィルジニー・エフィラ、シモン役マチュー・アマルリック、ジュリアン役ヴァンサン・ラコスト、ヴァレリー役ルアナ・バイラミ、ピエール役ノーム・モルゲンステルン。
監督:レベッカ・ズロトヴスキ。脚本:アンヌ・ベレスト、レベッカ・ズロトヴスキ。©LES FILMS VELVET -BUENOS HAIR -FRANCE 3 CINEMA。



