映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品のストーリーボードを網羅した『映画『ハリー・ポッター』シリーズ 公式ストーリーボード・アート集』の日本語版が、河出書房新社より2026年10月9日に発売される。本書は、『ハリー・ポッターと賢者の石』の冒頭シーンから、最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の「19年後」まで、全作品のストーリーボードを収録した公式アート集だ。
約2200枚以上のストーリーボードで魔法界の創造過程を追体験
本書には、プリベット通り4番地、ホグワーツ城、隠れ穴、ダイアゴン横丁、クィディッチの試合、杖の決闘など、全8作から厳選された100を超える名シーンが収められている。約2200枚以上のストーリーボード・アートを通じて、映画の初期構想がどのように具体化され、魔法界の世界観が構築されていったのか、その舞台裏を詳細に知ることができる。各シーンのストーリーボードは、映画製作の初期段階でのビジュアルプランニングを反映しており、監督や美術スタッフの意図が読み取れる貴重な資料となっている。
また、映画の撮影秘話も多数掲載されている。例えば、「『ハリー・ポッターと賢者の石』の“悪魔の罠”との格闘シーンは、撮影したフィルムを逆回ししたもの」「『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』で“7人のハリー”を演じるために95テイク以上を重ねた」といったエピソードが紹介されており、映画を再視聴したくなる内容だ。
監督やキャストのコメント、未採用アイデアも収録
本書には、クリス・コロンバス、アルフォンソ・キュアロン、デイビッド・イェーツら歴代監督をはじめ、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン、美術監督のスチュアート・クレイグ、杖の振り付けを担当したポール・ハリス、キャストのダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)、アラン・リックマン(セブルス・スネイプ役)、トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ役)、マシュー・ルイス(ネビル・ロングボトム役)らのコメントも収められている。これにより、製作陣や俳優たちの視点から映画の舞台裏をより深く理解できる。
さらに、採用されなかった『ハリー・ポッターと賢者の石』の初期アイデアや、撮影されなかったポルターガイストのピーブス登場シーンなど、知られざるアイデア秘話やストーリーボードも収録。随所に映画のせりふや魔法の呪文も掲載されており、ストーリーを追いながら映画シリーズを再体験できる構成になっている。
日本語吹替版ハリー役・小野賢章が推薦
映画『ハリー・ポッター』シリーズでハリー役の日本語吹替を務めた小野賢章は、「これぞ創造の始まり。コマのひとつひとつからシーンが思い出され、子どもの頃に感じた興奮と感動が蘇ります」と、日本語版の推薦コメントを寄せている。
書籍詳細:B4変形判、352ページ、期間限定特価
著者は、映画『ハリー・ポッター』シリーズ関連書籍を多数手がけてきたジョディ・レベンソン。日本語版の訳者は上杉隼人。仕様はB4変形判、上製、352ページ。税込定価は期間限定特価1万3200円で、2027年2月1日以降は1万4300円となる。
目次(抜粋)
本書の目次は以下の通り。
- 第1章 ハリー・ポッターと賢者の石:ゴドリックの谷、岩の上の小屋、オリバンダーの店、ホグワーツ特急、ボートで湖を渡る、ニンバス2000、禁書の棚、ノルウェー・リッジバック種のドラゴン・ノーバート、禁じられた森での処罰、ポルターガイストのピーブズ、賢者の石を探して:試練1「フラッフィー」、試練2「悪魔の罠」、賢者の石をめぐる戦い、寮杯の授与
- 第2章 ハリー・ポッターと秘密の部屋:プリベット通りからの救出劇、空飛ぶフォード・アングリア、隠れ穴、フルーパウダー、夜の闇横丁のボージン・アンド・バークス、闇の魔術に対する防衛術の授業:ギルデロイ・ロックハート教授登場、ピクシー小妖精が飛び出す!、クィディッチの試合:グリフィンドール対スリザリン、ギルデロイ・ロックハート教授ハリーを救う?、医務室にドビーが現れる、秘密の部屋へ、バジリスクを呼び出す、バジリスクとの死闘
- 第3章 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人:マージおばさんが大きな間違いをおかす、グリム、夜の騎士バス、怪物的な怪物の本、魔法生物飼育学の授業、ヒッポグリフのバックビーク登場、ヒッポグリフの飛行、闇の魔術に対する防衛術の授業:リディクラス!、クィディッチの試合:グリフィンドール対ハッフルパフ、バックビーク救出、シリウス・ブラック救出、シリウスとバックビークの救出、医務室への帰還
- 第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット:第422回クィディッチ・ワールドカップへ向かう移動キー、クィディッチ会場のキャンプ場にて、死喰い人の襲撃、三大魔法学校対抗試合、炎のゴブレットのお披露目、三大魔法学校対抗試合:第1の課題、監督生の浴室、三大魔法学校対抗試合:第2の課題、グリンデローだ!、水中での救出劇、三大魔法学校対抗試合:第3の課題、リトル・ハングルトン墓地の戦い、ホグワーツを離れる
- 第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団:プリベット通りに吸魂鬼が現れる、「必要の部屋」の発見、ハリーダンブルドア軍団に呪文を教える、「エクスペリアームス!」の呪文を学ぶ、クリスマスのキス、「エクスペクト・パトローナム!」の呪文を学ぶ、普通魔法レベル試験、魔法省:予言の間、レダクト!、ベールの間、杖の決闘:アルバス・ダンブルドア対ヴォルデモート、守るべきもの
- 第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス:死喰い人の集団ロンドンに現る、バドリー・ババートン:ホラス・スラグホーン教授、ホグワーツ特急:ピグミー・パフ、ハリースリザリン寮の車両に忍び込む、ルーナ・ラブグッドハリーを発見する、クィディッチのトライアウト、隠れ穴を死喰い人が襲撃する、フェリックス・フェリシス、プリンスの飛翔、杖の決闘:ハリー・ポッター対セブルス・スネイプ、杖を掲げる、天文台の塔
- 第7章 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1:プリベット通りを離れる、7人のポッター、プリベット通りからの脱出、空中で襲撃を受ける、スリザリンの分霊箱「ロケット」を奪取する、ゴドリックの谷、ディーンの森:銀色の牝鹿の守護霊、スリザリンの分霊箱「ロケット」を破壊する、マルフォイ邸での対決、自由なしもべ妖精ドビー
- 第8章 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2:ヴォルデモートニワトコの杖を奪取、グリンゴッツ銀行:レストレンジ家の金庫、秘密の部屋のハーマイオニーとロン、灰色のレディ:ただたずねればいい、ホグワーツの戦い、必要の部屋:分霊箱はどこに、分霊箱レイブンクローの髪飾りを見つけ出す、ドラコ・マルフォイの救出、ハリー・ポッターとヴォルデモートの戦い、ナギニの死、ヴォルデモートの死、19年後
本書は、映画ファンや製作過程に興味を持つ読者にとって、魔法界の創造の舞台裏を深く知る絶好の機会となるだろう。



