中華圏のアカデミー賞と称される金馬奨で3部門にノミネートされている感動作『陽だまりの歌が聴こえる』(2027年1月1日公開、配給:ギグリーボックス、コムストック・プラス)の予告映像が公開された。
女子刑務所を舞台にした母娘の愛と女性たちの絆
本作は、女子刑務所を舞台に、母娘の愛情と女性たちの絆を描いた感動作。監督は『悲しみより、もっと悲しい物語』(2009)で世界的評価を得たギャビン・リン。実話に着想を得た本作では、「音楽は言葉より早く心に届く」という信念を軸に、歌声を重ねることで過去と向き合い、自らを赦し、大切な誰かを胸に未来へ踏み出していく女性たちの姿を丁寧に描き出す。
『魅せられて』が大ヒットした1979年以来、47年ぶりに台湾映画へ出演したジュディ・オングをはじめ、実力派キャストが響かせる歌声は祈りのように温かく、閉ざされた世界に差し込む“陽光”となってスクリーンに希望を宿す。
予告映像は出産シーンから始まる
この度公開となった予告映像は、フイジェン(アイビー・チェン)が女子刑務所で娘ユンシーを出産する場面から幕を開ける。刑務所内での子育てをめぐり、看守長ファン(スン・シューメイ)は「刑務所で育てるなんて。そばに置くことが愛だと?」と厳しい言葉を投げかけ、同室の受刑者ヨウシンも「刑務所で子育てか。いずれ恨まれる」と冷淡に突き放す。
そんな中、ユンシーの目に病気が見つかり、治療のためには養子に出すしかない現実が立ちはだかる。娘との“最後の思い出”を残すため、フイジェンは合唱団の結成を提案。受刑者同士の衝突やすれ違いを乗り越えながら、歌を通して心を通わせていく女性たち。やがて彼女たちの歌声はひとつに重なり、鉄格子の向こうへ静かに響いていく。
「この歌を、ただ一人のあなたへ」というコピーが示すとおり、優しさと切実な想いを乗せた歌声が観客の胸を打つ、感動的な予告映像に仕上がっている。
金馬奨3部門ノミネート、東京国際映画祭でも上映
さらに本作は、金馬奨で助演女優賞・新人俳優賞・オリジナル映画歌曲賞の3部門にノミネートされている。第39回東京国際映画祭ではガラ・セレクション部門へ選出され、11月3日にはジュディ・オング、ギャビン・リン監督らによる舞台挨拶上映も予定されている。
ストーリー
女子刑務所でひとりの女児が生まれた。母フイジェンと舎房の仲間たちは彼女を大切に育ててきたが、娘に迫る「失明の危機」が穏やかな日々に影を落とす。救うには養子に出すしかない――その現実を前に、母としての愛情と娘の未来の狭間で揺れるフイジェンは、“最後に美しい記憶を残したい”と合唱団結成を決意するが、度重なるトラブルが巻き起こり……。
出演者・スタッフ
出演者は、フイジェン役をアイビー・チェン、ユーイン役をジュディ・オング、ファン役をスン・シューメイ、シウラン役をアンバー・アン、ヨウシン役をホー・マンシーが務める。監督はギャビン・リン、脚本はヘンリー・ルー(a.k.a. エルメス・ルー)、製作はリウ・ウェイラン。©2025 Star Generation Culture Entertainment Co., Ltd.