ヴェネチア、ベルリンを制し、アカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ監督最新作『ポンペイ、雲の下に生きる』(配給:ビターズ・エンド)が2026年10月2日より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマント ラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開される。この発表にあわせ、ポスタービジュアルと予告編が公開となった。
世界遺産ポンペイとナポリの歴史と現在を捉える
『ポンペイ、雲の下に生きる』は、世界遺産・ポンペイとナポリ――ヴェスヴィオ山のふもとに広がる街で暮らす人々と紡ぐ物語と火山の街歴史と現在を捉えたドキュメンタリー。第82回ヴェネチア国際映画祭で絶賛され、審査員特別賞を受賞している。
この度公開となったポスタービジュアルでは、本作の舞台となる、雲の下に鎮座する火山・ヴェスヴィオ山と、そのふもとに広がるナポリの街の写真が大きく配置されている。それと対比するように、ナポリの国立考古学博物館に収蔵されている古代ローマの美しい彫像、発掘された古代の人の姿を見つめる子供たち、遺跡発掘にあたる東京大学チーム、街の一角で子供たちの勉強をみるおじさんという、この地の歴史と人々の営みを感じることができる写真が印象深いものとなっている。「2000年の時間旅行」というキャッチコピーが表すように、西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火から現在まで続く、2000年という時の流れを感じるさせる仕上がりとなった。
予告編にはジャン・コクトーの言葉、モノクローム映像が映し出す人々の姿
また、あわせて公開となった予告編は、フランスの詩人・小説家、ジャン・コクトーによる「ヴェスヴィオ山は世界中の雲を作る」という、まさに本作を象徴する言葉に導かれ、幕を開ける。ポスタービジュアルと同様に世界遺産・ポンペイとナポリの歴史を感じさせる風景、そして、この地でつつましく生きる人々の姿が心に刻まれ、ジャンフランコ・ロージ監督自らカメラを回したモノクローム映像がスクリーンに映し出される。考古学博部館で30年に渡って働くマリア、ヴェスヴィオ山近郊で遺跡発掘にあたる東京大学チーム、子供たちの勉強をみるティッティ、そして船からウクライナ産の小麦をおろすシリア人青年の姿からは世界各地で続く紛争の一端が垣間見える。へリコプターから眼下に広がるナポリの街並みと遠くに霞むヴェスヴィオ山に導かれるように、「壮大な歴史と人々のつつましい暮らし。喜び、悲しみ、夢――愛おしき人生がめぐり逢う」という本作のテーマを表すナレーションが響き、「また来週」と声をかけ合う子供たちの姿が未来への希望を感じさせる。
ストーリーとスタッフ
西暦79年、ヴェスヴィオ山の噴火によって消えた古代ローマの都市ポンペイ。一昼夜にして火山灰の下に没し、繁栄した街の姿がそのまま残された。埋没した遺跡は長く続く発掘や盗掘によって、元の姿を留めていない。ふもとにはナポリの街が広がり、垂れ込める雲の下、人々の営みが今も続く。消防署に届く電話。子供たちの勉強をみるおじさん。船からウクライナ産の小麦をおろすシリア人青年。遺跡発掘にあたる東大チーム。博物館の暗闇には女神の彫像が浮かび上がる。ドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージが、3年半をこの街で過ごし、出会った人々と紡ぐ物語と火山の街の2000年にわたる歴史と現在、そして未来への希望を美しいモノクローム映像で映し出す。
監督:ジャンフランコ・ロージ 音楽:ダニエル・ブルンバーグ © 21UNO FILM SRL / STEMAL ENTERTAINMENT SRL 2025



