スタジオドラゴンとクロスピクチャーズ制作、ソ・イングクとパク・ジヒョンが主演する韓国ドラマ『残念ながら明日も出勤です!』(英題:See You at Work Tomorrow!)の最終回となる第12話「地図がなくても、出勤!」が28日、Prime Videoで配信された。
同作は、人間関係や失恋、天候に左右されずに出勤する人々を描くラブコメディー。ソ・イングク(『マンスリー彼氏』『もうすぐ死にます』『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』)とパク・ジヒョン(『ウンジュンとサンヨン』『秘顔-ひがん-』『財閥 x 刑事』)が初共演した。
仕事に疲れ果て、定時退社後のフライドチキンとビールが唯一の楽しみだった会社員チャ・ジユン(パク・ジヒョン)と、社内で最も避けられているリーダー(部長)のカン・シウ(ソ・イングク)が、やむを得ず協力する中で心の距離を縮めていく様子が描かれた。
最終話:シウとジユンの選択
最終回では、シウが会社を辞めて自分の道を見つける決意をする。組織内での変化を試みたが、本当に望む人生を探しに出るため辞表を提出。ジユンは名残惜しさを隠せないものの、彼の選択を尊重して力強く応援した。
2人は最後の関門を共に乗り越え、愛を守り抜いた。シウの離婚歴を簡単に受け入れられなかったジユンの母ヘギョン(イ・ジヒョン)は、娘の「部長さんは、私が一番自分らしくいられるようにしてくれる人」という本音と、シウの黙々とした想いに徐々に心を開く。セネガルへ渡航するノア(カン・ミナ)とジェイン(ウォン・ギュビン)も、互いの夢を応援する選択を通じて愛の新たな意味を示した。
1年後、シウは自身の会社を立ち上げ、ジユンは未来家電TFのチーム長へと成長。互いの夢を応援し合いながら成長した2人は、変わらぬ愛の末に指輪を交換し未来を誓う。「愛は素晴らしい」というナレーションとともに温かいハッピーエンドを迎えた。
作品が伝えたメッセージ
物語の中核は、ソ・イングクとパク・ジヒョンの繊細な演技。2人は上司と部下から恋人、そして互いの夢を応援するパートナーへと変化する過程を描き出した。ソ・イングクは原則主義者でありながら温かい心を持つシウの内面を抑制の効いた感情演技で表現。パク・ジヒョンは仕事と愛の間で揺れ動きながら自分なりの答えを見つけるジユンの変化をリアルに描き、視線や表情、セリフの間の感情のニュアンスまで緻密に積み上げた。リアルなケミストリーが「良い愛は互いを成長させる」というメッセージを説得力あるものにした。
親世代の物語も印象的。ジユンの両親は離婚を模索する夫婦の姿を通じて長い関係の意味を考えさせ、互いを理解しながら関係を修復する過程で別の感動を与えた。ノアとジェインは愛と夢の間でどちらかを諦めず、信じ合い応援し合う選択で多様な愛の形を示した。
シウの元妻スジン(パク・イェヨン)と現在の恋人ジユンの関係を単純な対立構図として扱わなかった点も際立つ。2人は一人の男性を巡る競争ではなく、互いを理解し応援しながらそれぞれの人生を歩む人物として描かれ、女性キャラクター間の関係性を立体的にした。
同作は、愛と仕事、家族と成長という現実の悩みを温かい視点で描き、オフィスロマンスを超えた共感と癒やしを届けた。会社員の現実を、耐え忍ぶ場所でも離れるべき場所でもなく、自分なりの答えを見つける過程として描いた点も深い共感を呼んだ。愛が誰かを変えるのではなく、互いをより自分らしく成長させるというメッセージを一貫して描き、「今日もお疲れ様でした。業務を終了します」という最後のあいさつのように、視聴者に長い一日の終わりの小さな慰めと余韻を残して幕を閉じた。



