俳優の北村一輝が、2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』に出演することが23日、発表された。松坂桃李が主演を務める同作で、北村は南町奉行・鳥居耀蔵を演じる。
鳥居耀蔵とはどんな人物か
北村が演じる鳥居耀蔵は、幕府の儒者・林述斎を父に持ち、家康の無二の忠臣として討ち死にした鳥居元忠の分家の養子となる存在。徳川家に忠義を尽くすことを誇りとして出世する。初登城した若き小栗は、そんな鳥居の背中に憧れを抱く。天保の改革では南町奉行として市中を厳しく取り締まり、幕府に有害とみれば決して手段を選ばないため無慈悲な「妖怪」と呼ばれる。徳川の秩序を揺るがすものとして西洋の思想を警戒し、小栗の師で儒学者でありながら西洋事情に精通する安積艮斎ら開明派を目の敵にする役柄だ。
北村一輝のコメント
北村は今回の出演について「鳥居耀蔵は、今回の『逆賊の幕臣』において、滅びゆく幕府側を象徴する人物として描かれています。“妖怪”的存在としてだけではなく、幕府を守ろうとした側の論理や、彼なりの正義を表現することで歴史を複眼的に伝えることが出来ればと思っております」とコメントした。
北村一輝の経歴
北村は1969年生まれ、大阪府出身。映画『皆月』、『日本黒社会 LEY LINES』(1999年)で、キネマ旬報日本映画新人男優賞など各賞を受賞。以後、テレビや映画で多彩な役柄を演じ、注目を集める。NHKでは放送80年記念ドラマ『ハルとナツ 届かなかった手紙』、『途中下車』、『ビューティフル・スロー・ライフ』、土曜ドラマ『4号警備』などに出演。連続テレビ小説『スカーレット』では、ヒロイン喜美子の父・常治役を演じ、『風、薫る』ではヒロインりんの父・一ノ瀬信右衛門役を演じた。
作品の概要と追加キャスト
本作は、幕末の幕臣・小栗忠順の視点から“敗者”の歴史に迫る作品。日本初の遣米使節として近代化を推し進めた小栗の姿を描く。今回発表されたのは、幼少期から小栗を知る仲間たちで、物語の人間関係の核を担う存在となる。23日の発表では北村のほか、宅麻伸、ふかわりょう、神尾楓珠、岩田剛典、柄本明の出演が決まった。



