俳優の神尾楓珠が、2027年に放送予定のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』に出演することが23日、公式発表された。松坂桃李が主演を務める同作で、神尾は江戸幕府第14代将軍・徳川家茂を演じる。大河ドラマ初出演となる神尾は、将軍という重責を担う役柄に「嬉しさと同時に、大きなプレッシャーも感じています」と率直な心境を語った。
徳川家茂役の背景と役柄の詳細
神尾が演じる徳川家茂は、将軍後継者争いにおいて一橋慶喜の対抗馬となり、周囲の熾烈な政争の結果、13歳で将軍に就任する。当時は攘夷テロが横行し幕府の権威が失墜しており、家茂は孝明天皇の妹である和宮と政略結婚。その後、229年ぶりとなる将軍上洛を敢行し、将軍後見職となった慶喜とともに京都で人質状態となる役柄だ。
神尾楓珠のコメントと意気込み
神尾はコメントで、「大河ドラマに出演するのは今回が初めてという中で将軍の役をいただき、嬉しさと同時に、大きなプレッシャーも感じています」と吐露。さらに、「この作品では、これまであまり描かれることのなかった幕末の裏側をフィーチャーしており、とても興味深い内容で、台本も楽しく読ませていただいております。現時点でもらっている台本では、まだ家茂の出演シーンは少なく、この先どのような描かれ方をするのか楽しみです。大きな転換期を迎える時代の中で若くして将軍となった家茂の覚悟や葛藤を丁寧に演じたいと思います」と意気込みを語った。
神尾楓珠のプロフィールとこれまでの活動
神尾楓珠は1999年生まれ、東京都出身。2015年のテレビドラマ『母さん、俺は大丈夫』でデビュー。以降、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019年)、『左ききのエレン』(2019年)、映画『彼女が好きなものは』(2021年)、『恋は光』(2022年)、そして2026年公開の映画『キングダム 魂の決戦』などに出演。バラエティ番組でのMCも務めるなど幅広く活動している。
『逆賊の幕臣』の概要と追加キャスト
本作は、幕末の幕臣・小栗忠順の視点から“敗者”の歴史に迫る作品。日本初の遣米使節として近代化を推し進めた小栗の姿を描く。23日の発表では神尾のほか、宅麻伸、ふかわりょう、岩田剛典、北村一輝、柄本明の出演が決定。ふかわりょうと岩田剛典も大河ドラマ初出演となる。これらのキャストは幼少期から小栗を知る仲間たちで、物語の人間関係の核を担う存在とされている。



