「読んでから見るか、見てから読むか」。今から50年近く前、ある映画会社がつけたキャッチコピーだ。
「鉱脈派」の誇りとギャップ
私自身は、人気作品を追いかけるのではなく、気に入った作品があるとその作家の別の作品をひたすら読みあさる「鉱脈派」だ。まだ有名でないときから読み続けた作品が映画化されると、なぜか誇らしげな気分になる。
一方で、元々もっていた自分のイメージと映像化された作品にギャップを感じることも少なからずある。
「見てから読む派」の利点
反対に、先に映画を見て、そのあと原作を読む場合は、既に登場人物のイメージができているので、セリフを読むときもその俳優さんの声で読むことになる。さらに、映画で描ききれなかった背景や細かい描写が描かれていることも多いので、すごく得をした気分になる。
なので断然、見てから読む派なのだが、最近はそこから進化した方法を見つけた。
新たな鑑賞メソッド
まず映画を見て、登場人物のイメージをしっかり持った上で、小説を読み、ストーリーの細部を把握してから、また映画を見返し、初回に気付かなかった点を楽しむという素晴らしいメソッドだ。
ただ惜しむらくは、家内も息子もこのメソッドに全く関心を示さず、今のところ耳を傾けてくれるのは、同じ本好きの姉だけである。
竹田真(58) 大阪府八尾市



