宇都宮の隠れ家レコード店「スノーキーレコード」、約1万枚のレコードとライブバーで音楽愛を発信
宇都宮の隠れ家レコード店、約1万枚を所蔵

宇都宮市の繁華街・オリオン通りのすぐ脇、小さなビルの2階に「スノーキーレコード」はある。ロックにジャズ、ラテン系――。洋楽を中心としたレコードが棚にびっしりと並び、マニアックなものも多い。店主の竹沢政明さん(55)が仕入れており、その数ざっと1万枚という。

レコードの温かみを求めて

竹沢さんがカウンターの向こうでレコードに針を落とすと、米国のソウルシンガー、フィル・フラワーズの熱いシャウトが響いた。ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」のカバー曲だ。音が耳に心地よく、自然と引き込まれる。

「やっぱり、レコードの音には温かみがあるよね」と竹沢さん。栃木県鹿沼市で過ごした少年時代、ラジオの洋楽ヒットチャート番組に夢中になり、音楽評論家の大貫憲章さんやピーター・バラカンさんにも影響を受けた。

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創業からの歩み

1991年、近くのユニオン通りでレコード店を開いた時は、まだ大学生。「レコード屋は知識とセンスを問われる商売。お客さんの方がずっと詳しかったので、大変でした」と振り返る。それでも、客とのやりとりは刺激的で楽しかった。

買い付けに訪れたロンドンでの出来事が印象に残っている。「『今晩、家族と聞くレコードを探しに来た』という男性客がいて、それが、すごくすてきだった」。音楽で人々の暮らしに寄り添いたいと願うようになった。

現在の店舗とライブスペース

現在地に移転したのは十数年前。奥にバーを設け、ライブを開けるようにした。今では音楽好きが夜な夜な集まる空間となっている。

ネット通販も始めたが、大事な1枚は、店に足を運んでくれる人に売りたい思いもある。「変化球的なよそにないレコードもあるので、時間をかけて探してほしい。掘れば新しい発見があるかもしれませんよ」とほほ笑む。デジタル全盛の時代、こんなお店が街中にあるとうれしくなる。

住所は宇都宮市江野町2の15 近江園ビル2階。東武宇都宮駅から徒歩2分。営業時間はおおむね午後1時~6時で、木曜定休。問い合わせは090・9004・4504。

記者のお気に入り 七つの福包む餃子

宇都宮といえば餃子を思い浮かべる人は多いだろう。スノーキーレコードから近い「宇都宮餃子 寿限無(本店)」は、「七福餃子」(税込み980円)が看板メニュー。薬膳を参考に、ウコンや大麦、竹炭を素材としてうまく取り入れている。7個はそれぞれあんが違い、大ぶりで食べ応え十分。もちもちした手作りの皮は、色とりどりで見た目も楽しい。赤い皮にはトマト、緑の皮にはホウレンソウが練り込まれている。

店主の江小涛さん(45)が1年に1種類ずつ開発し、7年かけて完成させた。「中国で餃子は縁起もの。福を包んでいます」。素材のうまみをしっかり味わいたいなら、酢とコショウでいただくのがお勧めだ。

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