漫画『人狼とエルフ』の新規描き下ろしイラストが公開された。主人公の一人である人狼・ハクロウは、物語の設定上、口輪と首輪を身に着けた姿で登場する。そのため、別冊少年マガジン編集部はSNSでのプロモーションを望んでも、これまでのイラストでは描写の影響でSNS使用が難しい状況だった。今回、宣伝用に原作者・蒼井万里が新たに描き下ろした一枚が制作された。
SNS展開の課題
『人狼とエルフ』は「別冊少年マガジン」にて連載中。暴走する“欲”に苦しむ人狼・ハクロウが、死にたくても死ねない中で、死に向かう呪われたエルフ・リアと出会う。刻まれた刺青に命を蝕まれる彼女が求めたのは、ハクロウの“欲”だった。「貴方の全てを私にちょうだい?」孤独を抱えたふたりが巡り合い、生と死、相反する願いを抱えて“魔女”を探す旅に出る。ひとりぼっちの異種族ふたりが紡ぐ、愛と渇望の旅情ファンタジーだ。
人狼・ハクロウは、物語の設定上、口輪と首輪を身に着けた姿で登場することが多く、宣伝のためにSNSで作品を届けたくても、既存イラスト(カラーイラスト)はSNSでの使用が難しく、使用できる素材が限られていた。編集部は「そのたびに施策ごとの調整や表現の見直しが必要となり、作品の魅力を十分に発信できない場面もありました」と苦労を説明している。
新規描き下ろしで解決
今回、その課題を解決するために、SNSキャンペーンのためだけに新規描き下ろしイラストを制作。作品の世界観やハクロウらしさはそのままに、SNSでも展開しやすいイラストが誕生した。描き下ろしイラストでは、もう1人の主人公であるエルフ・リアとハクロウが寄り添う姿が描かれており、2人の絆や、作品ならではの空気感を感じられる仕上がりになっている。
担当編集コメント
担当編集は「蒼井先生渾身のカッコイイ主人公のイラストがSNSでは使えない!?」と驚きを込めて振り返る。単行本発売を目前に控えての想定外の事態に「目の前が真っ暗になりました」と当時の心境を明かした。そんな苦しい事情を蒼井先生に報告したところ、「ダメなら新しいイラストを描き下ろせばいいじゃないですか!」と心強い提案をもらい、今回の描き下ろし企画が実現したという。作者のこだわりが詰まった、あんなアクセサリーやこんなパーツをぐっとこらえて封印してもらい、掲載可能かつ魅力的に仕上がったビジュアルを通じて、より多くの人に『人狼とエルフ』の魅力が届くことを期待している。



