フランス南部アビニョン郊外のテーマパーク「パルク・スピルー」内に4月、人気マンガ・アニメ「NARUTO―ナルト―」の大型エリアが開業した。日本の人気アニメを再現したテーマパークの構想がフランスで相次いで持ち上がっており、日本コンテンツの海外展開は作品を「売る」だけでなく、その世界を現地で「体験」してもらう段階へと進みつつある。
フランスで広がるアニメ体験型パーク構想
フランス大統領府は24日、パリ郊外に新たに三つのテーマパークを建設すると発表した。地元メディアによると、サウジアラビアの政府系ファンド傘下の企業が出資し、そのうちの一つをアニメ「ドラゴンボールZ」関連のテーマパークとして建設する構想だという。
ドラゴンボールは、フランスでは1980年代後半からテレビ放映され、現在の40代前後を中心に世代を超えた人気を誇る。日本のマンガ・アニメがフランスに定着するきっかけとなった代表作の一つだ。
ナルトエリアに集まるファンと没入感
5月下旬に「パルク・スピルー」を訪ねると、絶叫マシンなどのある園内に、ナルトの世界観を再現した大型エリアが出現していた。忍者の姿になったファンが訪れ、作中に登場する「額当て」を着けた来場者の姿も見られた。
こうした没入感のある体験が、関連商品の購買意欲を促している。日本のコンテンツ産業にとって、海外での体験型施設は新たな収益源となる可能性を秘めている。



