作家の村上春樹さんが11月21日、京都市上京区の同志社大で講演する。ゆかりの京都でどんなことを語るのか。早くも「ハルキスト」たちの注目を集めている。
新図書館の開館記念で実現
講演は同志社大今出川校地での新図書館開館(11月)を記念したもので、大学側が村上さんに登壇を依頼した。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」や「海辺のカフカ」、「街とその不確かな壁」など、村上さんの数々の有名作品には、「図書館」が登場するのも特徴だ。
テーマは「物語の示す意味」
講演会のテーマは「物語の示す意味」。村上さんの講演のほか、翻訳家・柴田元幸さんとの対談がある。村上さんは翻訳家でもあり、柴田さんとの対談集も出している。質疑応答も予定される。
村上さんは阪神間で育ったが、生まれは京都市。著書「猫を棄てる 父親について語るとき」では、父の実家である京都のお寺についても紙幅を割いた。
読者からの質問に答えるサイトを書籍化した「村上さんのところ」では、京都で最も好きな場所についての問いに毘沙門堂(毘沙門堂門跡、山科区)と答え、鴨川べりのジョギングにも言及。小説「ノルウェイの森」では、京都の療養所が大きな意味を持つ。
一般席は約170席、応募殺到
講演会は室町キャンパス寒梅館ハーディーホールで午後2時から(同1時開場)。事前申込制で無料。主な対象は同志社大の学生や教職員らだが、学外のファン向けに一般席も約170席用意する予定。9月30日まで申し込みを受け付けている。申し込み多数の場合は抽選。1日の開始から反響が大きく、既に予定席数をはるかに上回る応募があるという。落選者のために、学内に中継会場を設ける予定だ。一般の申し込みはサイト(https://teket.jp/19221/74542)で。



