『ねないこだれだ』や『いやだいやだ』など世代を超えて愛される絵本を手がけたせなけいこさん(2024年10月に92歳で死去)のお別れの会が、東京都内で行われた。会場にはせなさんの写真や数々の作品、愛用の服やベレー帽、スケッチブックのほか、年表やせなさんの言葉をまとめたパネルが展示され、参列者はじっくり眺めながら故人をしのんだ。
貼り絵の技法を習得、1969年デビュー
せなさんは童画家の武井武雄に弟子入りし、「貼り絵」の技法を習得。1969年に「いやだいやだの絵本」シリーズで絵本作家としてデビューした。代表作『ねないこだれだ』は累計発行部数が360万部を超えるロングセラーとなった。「めがねうさぎ」「おばけえほん」シリーズなど、多くの作品を生み出した。
約70人が参列、関係者が別れ惜しむ
お別れの会には出版関係者など約70人が訪れた。せなさんの長女で絵本作家の黒田かおるさん(58)は、「母としてはかなり変わり者だったけれど、絵本作家としてはプロフェッショナル。子どもたちに直接届く絵本を最後まで描き続けた」と振り返った。
また、『ねないこだれだ』を世に出した編集者の本多慶子さん(86)も「天国でもたくさん本を作って送ってほしい」と懐かしんだ。



