中学入試で2年連続出題数1位のちくまプリマー新書、「学校で教わらない」骨太さで勝負
中学入試2年連続出題数1位のちくまプリマー新書、編集者が語る極意

筑摩書房が刊行する中高生向けの「ちくまプリマー新書」シリーズが、中学入試(国語)の出題数で2年連続1位となっている。この2冊を手掛けたのは、実は同じ編集者。現・ちくま新書編集長の橋本陽介さん(45)だ。

2年連続で出題数トップに

日能研調べによると、今年の中学入試の国語作品の出題数ランキングで『「嘘をつく」とはどういうことか』が1位、昨年も『わからない世界と向き合うために』が1位と、橋本さんが担当した新書が2年連続で出題数トップに。橋本さんは「若い人向けの小説はたくさんあるが、いわゆる広義のノンフィクションで読みやすいものは少ない。筑摩書房が国語の教科書を作っていることも大きいのでは」と分析する。

骨太なテーマを扱う新書づくり

ただ、プリマー(入門書)をうたっているとはいえ、扱うテーマ自体は実に骨太だ。『「嘘をつく」-』は言語行為論の枠組みを使って「嘘とは何か」を徹底的に考える。『わからない世界-』はエッセーながら、生物学や生命科学の知見を基に人間社会のあり方を論じるというものだ。

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橋本さんはこれまで嘘や悪口、数値による評価の絶対視といった、10代の読者にも身近な話題をテーマに数々の新書を企画。「学校で教わらないことを形に」を掲げる本づくりの極意を聞いた。

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