興行通信社は24日、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』(7月24日公開)が、公開31日間で観客動員数766万人、興収110.5億円を突破したことを発表した。歴代興収ランキングでは『南極物語』(1983年公開、興収110億円)を抜き、第42位にランクインした。41位は『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2024年公開、興収116.4億円)。
週末3日間で前週上回る数字、1位キープ
同社によると、週末3日間(21日~23日)の動員は82万5800人、興収12億4200万円で、前週を上回る数字をあげて1位をキープした。この記録について、22日から配布が始まった入場者特典第3弾などを理由にあげ、「SNSでの『映画館でちいかわ投稿キャンペーン』も引き続き開催されており、リピーターを含めさらなる動員が期待される」と説明した。
公開初日から異例のハイペース
全国447館(通常382館+IMAX65館)で公開された同作は、公開初日は朝早くから各劇場で満席となり、一番多く上映したTOHOシネマズ池袋では1日で41回上映された。各劇場は夏休み映画の目玉として『映画 ちいかわ』に注力しており、公開初日は興収9.9億円を記録。これは『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(2024年公開)の初日興収9.6億円を抜く記録で、大ヒットスタートとなった。
公開14日間で興収50億円を突破しており、この時点では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年公開、最終興収102.8億円)が公開14日間で興収49億3499万6800円、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2024年公開、最終興収116.4億円)が公開17日間で興収51億円を記録したことから、最終興収は両作品の規模感だと予想されていた。
しかし、第2弾特典の配布が始まると興収ペースが上がり、公開24日間で興収92.8億円を記録。これは『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が公開23日間で記録した93.1億円に並ぶ数字で、新たな特典を配布してから短期間で約40億円伸ばした。そして22日から新たな入場者特典の配布が始まり、公開31日間で興収110億円を突破。『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が公開31日間で興収114億円を記録しており、同ペースを維持している。
配給の東宝も反響に驚き
配給の東宝は「大ヒットを記録しています!SNSを中心に大きな話題となっています」と反響に驚きつつ、「公開後も数々の新情報(ひみつ)が解禁されている『映画ちいかわ』。まだまだ勢いは止まりませんので、今後の情報解禁にも是非ご期待ください!」と説明した。
なお、近年公開されたアニメ映画で興収100億円を突破した際のスピードは、『名探偵コナン 隻眼の残像』(2025年公開)が公開19日間で興収104億円、劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(2025年公開)が公開8日間で興収100億円、『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』(2025年公開)が公開103日間で興収100.1億円、『THE FIRST SLAM DUNK』(2022年公開)が公開67日間で興収100億2152万1390円、『ONE PIECE FILM RED』が公開20日間で興収100億円、『劇場版 呪術廻戦 0』(2021年公開)が公開45日間で興収104億5632万2400円、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年公開)が公開127日間で興収100億1582万円となっている。
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』興収の流れ
- 初日:興収9.9億円
- 公開3日間:動員数150万人、興収22.4億円
- 公開7日間:動員数228万人、興収33.3億円
- 公開10日間:動員数305万人、興収44億円
- 公開14日間:動員数350万人、興収50億円
- 公開17日間:興収約67億円
- 公開20日間:動員数563万人、興収80.7億円
- 公開24日間:動員数645万人、興収92.8億円
- 公開30日間:興収100億円突破を発表
- 公開31日間:動員数766万人、興収110.5億円
新たな特典配布効果で興収ペースが落ちないことで、最終興収が予想できない状態となっている。



