大津駅前でガストロノミーマーケット開催 学生が厳選した16店舗が集結
大津駅前でガストロノミーマーケット 学生が厳選16店舗 (27.03.2026)

大津駅前広場で初のガストロノミーマーケット 学生が全国の生産者から厳選した16店舗が集結

関西地域のこだわりある飲食店16店舗が一堂に会する「ガストロノミーマーケット」が、3月29日に滋賀県大津市のJR大津駅前広場で初めて開催されます。このイベントは、立命館大学食マネジメント学部3年生の嶋根和樹さん(21歳)が中心となって企画し、大津市が出資する「まちづくり大津」などの支援を受けて実現しました。

食への情熱から生まれた学生の挑戦

嶋根さんは神奈川県川崎市の出身で、高校時代に地元の豆腐店が相次いで閉店する様子を目の当たりにし、「何とかしたい」という思いから食の世界に興味を持ちました。東京の豆腐店でのインターンシップを通じて、理想の豆腐作りに打ち込む店主の姿勢に感銘を受け、食について多角的に学ぶため立命館大学に進学しました。

大学では、農家や漁師が集まるコミュニティーキッチン「Q’s(キューズ)」(京都市中京区)でアルバイトを始め、生産者との交流を深める中で、現場を直接見て回りたいという気持ちが強まりました。その結果、昨年4月から1年間休学し、全国の生産者を訪ね歩く旅に出ました。滋賀県や奈良県、京都府の酒蔵を巡り、時には蔵人として働くなど、現場での経験を積み重ねました。

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厳選された16店舗の魅力

今回のマーケットでは、嶋根さんが全国を旅する中で出会ったこだわりの店舗が集まります。出店するのは以下のような店舗です:

  • 琵琶湖・沖島の漁師にルーツを持つ4代続く湖魚店「ヤマサ水産」(近江八幡市)
  • クラフトビールやウイスキーを製造・提供する「長濱浪漫ビール/長濱蒸溜所」(長浜市)
  • その他、兵庫県や京都府を含む計16店舗

販売される商品は、パンや和洋菓子、弁当、豆腐、鹿肉ハムなど多岐にわたり、生産者の思いが込められた逸品が並びます。イベントは午前11時から午後5時まで開催され、来場者は食の知識を深め、新たな視点で楽しむきっかけを得られるでしょう。

地域との連携で実現したプロジェクト

嶋根さんは、大津市から委託を受けてイベント企画や広報セミナーを開く一般社団法人「地域改革」(福井市)の担当者と知り合い、出店を勧められたことがきっかけでこのマーケットを決意しました。「まちづくり大津」からは管理者への申請手続きなどのサポートを受け、市の委託事業が今月末で終わる中でも、「伴走してもらえた」と感謝の意を表しています。

嶋根さんは「造り手のこだわりが感じられるはず」と話し、現場を見て仕事を手伝う中で知り合った店舗を集めることで、生産者の思いを直接伝える豊かな食卓を目指しています。「ガストロノミー」とは食と文化の関係を考察する概念で、このイベントを通じて来場者が食への探究心を深めることを期待しています。

問い合わせは、同マーケットのインスタグラム(@gastronomy.market)まで。この学生主導の取り組みが、地域の食文化を活性化する新たなモデルとなるかもしれません。

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