皇室ゆかりの泉涌寺(京都市東山区)の一室・小方丈に、上海を拠点に活動する画家のファン・ユーミンさん(82)が、四季の自然を描いたふすま絵を奉納した。通常は非公開の場所だが、9月3~6日に一般公開する。
小方丈のふすま絵、修繕を機に新調
明治期に京都御所から移築された小方丈には、江戸期作のふすま絵があった。だが、長い年月により、ひび割れや擦れで傷んでいたという。
今年は開山・月輪大師俊●(しゅんじょう)の800年遠忌にあたり、記念事業の一環として修繕を検討。2024年に同寺で個展を開いたファンさんが、新たなふすま絵の制作を申し出たという。
42面で春夏秋冬を表現
計42面で春夏秋冬を表現。季節ごとに、ボタンやフジ、ヒガンバナ、モミジといった植物を色彩豊かに筆で描いた。色の濃淡で遠近感も表した。
川村俊弘寺務長(70)は「日本の四季を感じ取ってもらえる空間を参拝者にも味わってほしい」と話す。公開は午前9時~午後5時(受付は午後4時半まで)、拝観料のほか、特別拝観料が別途必要。●=「くさかんむり」の下に「にんべん」と「乃」



