Microsoftは6月19日(米国時間)、Windowsのごみ箱に不具合が発生していることを確認した。この問題は6月のセキュリティ更新プログラムをインストールしたすべてのWindowsバージョンに影響する。ユーザーがごみ箱内のファイルを完全に削除しようとすると、確認ダイアログに本来表示されるべきファイル名ではなく、内部で使用される「$Rxxxxxx.ext」形式のファイル名が表示される。
ごみ箱の仕組みと不具合の原因
Windowsのごみ箱は、同名のファイルを複数保持するために、内部のファイル名(内部名)と表示用のファイル名(表示名)を別々に管理している。通常、ユーザーがごみ箱を開くと表示名が表示され、ファイルを削除する際の確認ダイアログにも表示名が使われる。しかし、今回の更新プログラムのインストール後、確認ダイアログに内部名が表示される不具合が発生した。これは表示上の問題であり、ごみ箱の動作自体には影響しない。ユーザーは従来通りファイルの完全削除や復元を行うことができる。
影響を受けるWindowsバージョン
不具合の影響を受けるプラットフォームは以下の通り:
- Windows 11 バージョン26H1
- Windows 11 バージョン25H2
- Windows 11 バージョン24H2
- Windows 11 バージョン23H2
- Windows 10 バージョン22H2
- Windows 10 Enterprise LTSC 2021
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSB 2016
- Windows Server 2025
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
回避策と今後の対応
Microsoftは法人顧客向けの回避策を用意しており、必要とする法人顧客は「法人向けサポート」に問い合わせる必要がある。個人ユーザー向けの回避策は提供されていない。この不具合は将来の更新プログラムで修正される見込み。Microsoftは公式発表で「この問題は表示上の問題であり、ファイルの削除や復元機能には影響しない」と説明している。



