サムスン電子は、コネクテッドリビングプラットフォーム「SmartThings」の最新アップデートを発表した。ホームタブの最上部に「SmartThings Now」を新たに導入し、表示や操作性を刷新するとともに、ローカルコントロール機能を拡充する。
「SmartThings Now」でパーソナライズ提案を強化
「SmartThings Now」は、ホームタブの最上部にカード形式で表示され、従来の「Home Insight」を発展させたものだ。ユーザーに必要な情報と、その場で実行できる操作を組み合わせて提示することで、パーソナライズされた提案を強化する。
例えば、高齢の親など「Family Care」メンバーのデバイスが長時間使われていない場合、見守る側のユーザーに安否確認や電話ができる「ケアカード」を表示する。また、事前に登録した自宅の近くに到着すると、照明や空気清浄機をオンにするよう提案し、ユーザーが操作を行うとルーティンの作成も案内する。
利用パターンに基づく最適化と刷新されたホームタブ
「SmartThings Now」は、過去1週間の利用状況を分析し、ホームタブの「お気に入り」に登録されたデバイス、サービス、ルーティンの見直しを提案する。例えば、エアコンの使用頻度が低下した場合はカードの削除を、AirDresserの利用が増えた場合はカードの追加を提案する。「Routine Insight」カードからは、過去1週間のルーティン実行状況を確認し、不要なルーティンを削除できる。
刷新したホームタブでは、ダッシュボード、デバイスカード、サービスカードといった主要情報を整理し、見やすい形式で表示。サービスカードには表示スペースを効率的に活用するデザインを採用した。また、「Live Wallpaper」は時間帯に合わせて変化し、画面下部に「Floating Bar」を新導入した。
ローカルコントロールとMatter 1.6対応で安定性向上
SmartThingsは、ローカルコントロール技術を新たに導入。自宅のネットワーク環境が変化したり、外部のインターネット回線に障害が発生したりしても、接続デバイスを安定して操作し続けられる。モバイルデバイスとSmartThings Hubが同じWi-Fiネットワークに接続されている場合、クラウドを経由せず直接指示を送ることができ、応答時間を約30%短縮できる。
SmartThingsは、モバイルデバイスが自宅にあるか外出先にあるかに応じて、ローカルコントロールとクラウド経由のリモートコントロールを自動で切り替える。「Offline Device Diagnostics」ページも刷新し、登録済みの全デバイスに新しいネットワーク情報をまとめて反映できるようにした。
また、Connectivity Standards Alliance(CSA)が策定したスマートホーム接続規格「Matter 1.6」に対応し、安定性とグループ制御の性能を高めた。あわせて、Energy Meters(リアルタイム電力モニタリング)、Closures(特殊なドアやゲート)、Irrigation(スプリンクラーなどの灌漑デバイス)、Soil Sensors(土壌状態の計測)の4種類のデバイスカテゴリーに新たに対応する。