NVIDIA、GeForce Game ReadyドライバでMicrosoftのASD対応開始
NVIDIA、GeForce Game ReadyドライバでASD対応開始

NVIDIAは10月21日、GeForce Game Readyドライバ「621.01」で、Microsoftのシェーダー事前配信技術「Advanced Shader Delivery(ASD)」への対応を開始した。「Call of Duty: Modern Warfare 4」と「Gears of War: E-Day」から対応し、ゲーム起動時のシェーダーコンパイル待ちやプレイ中のスタッターを削減できるという。

シェーダーコンパイルの課題とASDの仕組み

PCゲームではGPUやドライバの組み合わせに応じてシェーダーをいちいちコンパイルする必要があり、起動時やアップデート後に長時間の処理が発生する場合がある。またプレイ中にシェーダーをコンパイルするとCPU負荷が急増し、映像が一時的にカクつく原因にもなる。

ASDは、こうした処理をMicrosoftのクラウド側で事前に実行しておく技術。開発者がDirectX 12とMicrosoft Agility SDKを利用してシェーダーをデータベース化し、Microsoftが数十万通りのGPUとドライバの組み合わせに応じたコンパイル済みデータを生成する。

対応環境と利用条件

利用者が対応ゲームをダウンロードまたは更新する際には、PC環境に適合するデータがXbox PCアプリを通じて配信される。これによって起動時のコンパイル処理を省略できるほか、プレイ中に必要なシェーダーも事前に用意できる。NVIDIAによるとキャッシュヒット率はほぼ100%に達するという。

ASDはWindows 11とDirectX 12を利用する技術で、今回のGeForce向け対応はRTXシリーズ全体が対象。またXbox PCアプリがインストールされていれば、Steamで購入した対応ゲームでも利用できる。

ASDの展開状況

ちなみにASD自体は2026年3月にMicrosoftが発表した技術で、すでに一部のAMD製GPU搭載PCなどで利用できていた。今回新たにGeForce向けドライバが対応したことで、利用できるPC環境が拡大した形。