BBIXは、ソフトバンクが運営する「東京府中データセンター」(東京都府中市)内に「BBIX東京第16センター」を新設し、相互接続サービス「IXコネクトサービスLite」の提供を2024年7月8日に開始した。この新拠点は、大容量通信を必要とする事業者の集積を狙いとしており、既存のBBIX接続拠点と組み合わせることで、ネットワークの冗長化や事業継続計画(BCP)への取り組み強化が可能となる。
背景:生成AIやクラウド拡大によるトラフィック増加
近年、生成AI(人工知能)の普及やクラウドサービスの利用拡大、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展を背景に、インターネットトラフィックは継続的に増加している。これに伴い、SaaS事業者やセキュリティ・クラウド基盤事業者を中心に、大容量かつ低遅延なネットワーク接続を求める需要が高まっている。BBIXはこうした需要に応えるため、新たなデータセンター内に接続拠点を設けた。
東京府中データセンターの特徴
東京府中データセンターは、大規模な電力供給と高密度ラックに対応可能で、ハイパースケール環境やAI・HPC(高性能計算)用途を想定した設計を採用している。このため、今後は大容量通信が必要な事業者、特にAI関連やクラウド事業者の集積が期待されている。
IXコネクトサービスLiteの詳細
「IXコネクトサービスLite」は、大手コンテンツ事業者、インターネット接続事業者、エンタープライズ企業、教育機関などを対象に、利用者間のトラフィックを効率的に交換する相互接続ポイントを提供するサービス。対応インタフェースは10Gbpsおよび100GbpsのEthernetで、付加サービスとしてリンク・アグリゲーションサービス、ルートサーバオプション、Private VLANオプションを用意している。月額料金や初期費用については個別の問い合わせが必要となる。
既存拠点との連携によるメリット
新センターを既存のBBIX接続拠点と組み合わせて利用することで、企業はネットワークの冗長性を高め、BCP対策を強化できる。これにより、災害時や障害発生時にもサービスの継続性を確保しやすくなる。BBIXは、今回の開設を通じて、多様化するネットワーク需要に応えるとともに、国内のインターネットインフラのさらなる発展に貢献する方針だ。



