バーナンキ元FRB議長、AI企業アンソロピックの監督機関委員に就任へ
バーナンキ元FRB議長、アンソロピック監督機関委員に

米国の人工知能(AI)開発企業アンソロピックは9日、米連邦準備制度理事会(FRB)の元議長でノーベル経済学賞受賞者のベン・バーナンキ氏を、同社の経営を監督する独立機関のメンバーに任命したと発表した。AIが経済や雇用に与える影響について、助言を得ることが目的だ。

独立機関「長期利益信託」の役割

アンソロピックの独立機関「長期利益信託」は、同社の取締役会を監督し、経営陣や株主から独立してAI開発への助言を行う。取締役の一部を任命する権限も持つ。バーナンキ氏はこの信託のメンバーとして、AIの社会的影響に関する知見を提供する。

バーナンキ氏のコメント

バーナンキ氏は2006年から14年までFRB議長を務め、2022年には世界恐慌下での銀行の役割についての研究でノーベル経済学賞を受賞した。同氏は「AIの可能性は計り知れない。それがどう実現するかは、私たちがAIを取り巻く制度をどのように構築していくかに大きく左右される」とコメント。「この重要な使命にできる限り貢献していきたい」と述べた。

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アモデイCEOの期待

アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は「彼の判断力は、高度なAIによる世界の雇用と経済への影響を予測し、対応する上で私たちをより優れた存在にしてくれるだろう」と述べ、バーナンキ氏の経験と知見に期待を示した。

アンソロピックは、AIの安全性と社会的利益を重視する企業として知られ、今回の任命はAIガバナンス強化の一環とみられる。バーナンキ氏の参加により、経済政策の観点からAI開発に助言が得られることが期待される。

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