ブレーキパッド交換時期の見極め方 残量チェックと異音のサインを解説
ブレーキパッド交換時期の見極め方 残量チェックと異音のサイン

バイクのブレーキパッド交換時期が分からないという悩みに対し、バイクライターが点検方法を解説する。エンジンオイルやタイヤの管理はしていても、ブレーキは「よくわからない」というライダーは少なくない。走行中にブレーキが効かなくなれば重大な事故につながるため、基本的な点検方法とメンテナンスのタイミングを押さえておきたい。

ブレーキパッドとシューの仕組みと寿命

現在の二輪車用ブレーキシステムは油圧式のディスクブレーキが主流だが、原付や旧車ではワイヤーやロッドで作動するドラム式も使われている。ディスク式は「ブレーキパッド」、ドラム式は「ブレーキシュー」を回転するディスクやドラムに押し付けて制動力を生む。これらは金属の土台に摩擦材(ライニング)が接着された消耗品で、使用とともに擦り減っていく。

摩擦材の厚みは平均3~5mm程度で、交換時期は材質や乗り方によって異なるが、おおむね5,000~15,000kmが目安となる。車検や定期メンテナンスをバイクショップに任せていれば点検されるが、車検のない250cc以下のバイクや、定期メンテナンスに出していない車両は注意が必要だ。特に通勤・通学で酷使される原付スクーターでは、摩擦材が限界に達しているケースも少なくない。

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異音と残量チェックの方法

摩擦材が限界まで減ると、金属の土台がディスクやドラムに直接擦れて「ゴーッ」という大きな異音が出始める。この状態で使い続けるとブレーキが完全に効かなくなるだけでなく、ディスク板やホイールごとの交換という大出費につながる。ブレーキパッドには土台の突起が摩擦材の残量を音で知らせるものもあるが、摩擦材の厚さが1~2mm程度になった時点で交換するのが望ましい。

残量の点検は難しい作業ではない。ディスクブレーキはフロントフォーク前側やキャリパー後方から覗き込むことで確認できる。ドラムブレーキはホイール内部のため目視できないが、ワイヤーやロッドと連結するアームの根本にあるインジケーターの目盛りで残量を確認できる。

ドラムブレーキの調整と交換のサイン

ディスクブレーキは摩擦材が減っても自動で調整されるが、ドラムブレーキはレバーやペダルの遊びが増えるため調整が必要だ。調整はワイヤーやロッド先端のナットを締めて行うが、ねじ山の終わりまで締め込んだ場合は摩擦材の残量が限界に近いため、交換を検討すべきとされる。

次回は交換するパッドの種類や、その他のチェックポイントを解説する予定だ。

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