トランプ氏、SNSで「私が大統領ならロシア侵攻はなかった」とウクライナ批判
トランプ氏、ウクライナ批判「私なら侵攻防げた」

トランプ前米大統領は16日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、ウクライナのゼレンスキー大統領を鋭く批判した。その中で「もし私が大統領だったら、ロシアによるウクライナ侵攻は決して起こらなかった」と主張し、現バイデン政権の外交政策を痛烈に非難した。

トランプ氏の主張の詳細

トランプ氏は投稿で「ウクライナは決してこの戦争を始めるべきではなかった。今や国は廃墟と化している」と述べ、ゼレンスキー政権の対応を批判。さらに「もし私が大統領だったら、ロシアの侵攻を阻止できたはずだ。しかし、今の政権は無能で、アメリカの威信は地に落ちている」と付け加えた。

トランプ氏はまた、ウクライナへの軍事支援の継続に反対する立場を鮮明にし、「アメリカの納税者の金をウクライナに注ぎ込むのはやめるべきだ。まずは自国の国境を守れ」と訴えた。これは共和党内で強まるウクライナ支援慎重派の意見を代弁するものとみられる。

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共和党内の反応と2024年大統領選への影響

トランプ氏の発言は、2024年大統領選に向けた共和党内の指名争いをにらんだものだ。同氏は既に出馬を表明しており、ウクライナ問題を政権批判の材料として活用する戦略とみられる。共和党内では、ウクライナへの大規模な軍事支援に慎重な意見が根強く、トランプ氏はこうした層の支持を取り込もうとしている。

一方、共和党のマコネル上院院内総務など主流派はウクライナ支援を継続すべきとの立場で、党内の亀裂が深まる可能性もある。トランプ氏の発言に対し、ホワイトハウスは「ロシアの侵攻を防げたという主張は根拠がない」と反論している。

ウクライナ情勢と国際社会の反応

ロシアによるウクライナ侵攻は2022年2月に始まり、現在も続いている。国連によると、これまでに数千人の市民が死亡し、数百万人が避難を余儀なくされている。トランプ氏の発言に対し、ウクライナ政府は公式の反応を示していないが、一部の外交官は「トランプ氏の発言は誤解を招く」と非公式に批判している。

専門家は、トランプ氏が大統領在任中にロシアに対して強硬な姿勢を取ったことはなく、むしろプーチン大統領との友好関係を誇示していたと指摘する。そのため、同氏の主張は現実離れしているとの見方が強い。

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