クライアントへの不満をSNSに投稿することは、ライターにとってキャリアを損なうリスクがある。エンタメ雑食系ライターのみくまゆたん氏は、自身の経験から「mixiの鍵垢であっても本音投稿はおすすめしない」と警告する。ライターコミュニティには未来のクライアントが存在する可能性があり、投稿内容には細心の注意が必要だ。
愚痴がもたらす信頼喪失のメカニズム
みくまゆたん氏は、愚痴をSNSで発信する人に対し、同業者から「失敗体験を共有してくれる勇者」と称賛されることがあると指摘。しかし、「好き」と「仕事をお願いしたい」は別問題だと強調する。発注者側から見れば、トラブル時にSNSで書かれるリスクを感じ、仕事を依頼しづらくなる。実際、愚痴をよく話す知人に対して「もしかして自分のこともどこかで話しているのでは」と疑い、相談できなくなった経験を明かした。
信頼できる人と好きな人の違い
「信用できる=仕事を発注できる人」と「好き=共感できる人」は大きく異なる。愚痴を通じてつながった仲間は、ライターとして成長しステージが変わると崩れる可能性が高い。なぜなら、愚痴で心地よさを感じていた関係の人は、成功を妬むからだ。みくまゆたん氏は「共に切磋琢磨できる仲間」を選ぶべきだと説く。
具体的な対策と愚痴のデメリット
愚痴を言いたくなった場合の対策として、オンライン飲み会やオフ会で発散する方法を提案。SNSでは愚痴や報酬、見られたら困るネタを極力控え、ネガティブな投稿前に深呼吸し「自分が一緒に仕事したい人か」を考えるよう促す。愚痴のデメリットとして、一部の同業者からは好かれるが発注者からの信頼を失う点、直接つながっていないクライアントにもSNSが見られている可能性を挙げた。
キャリアの選択:愚痴仲間かクライアントか
最終的に、SNSに愚痴を書く前に「誰とつながりたいのか」を考えることが重要だ。愚痴を言い合える同業者仲間か、信頼して仕事を任せてくれるクライアントか。その選択が今後のキャリアの方向性を左右すると結論づけている。



