副業人材の活用は「数合わせ」から「質」へ
レバテックの調査によると、副業エンジニアを活用していると回答した企業はわずか13%にとどまる。しかし、別の調査では、副業エンジニアを活用している企業の約7割が「期待を上回った」と回答しており、想像以上の効果を感じている企業が多いことが分かる。副業はもはや、収入を補填する手段ではなく、エンジニア個人にとってはキャリアを自律的に設計するための選択肢であり、企業にとっては正社員採用では確保が難しい、高度な専門性を取り込む新たな調達チャネルになりつつある。
副業に興味を持つIT人材は半数超、未経験層も拡大
「レバテックIT人材白書2026」によると、IT人材全体で見ると、副業経験者は全体の約2割にとどまるものの、「興味はあるが、したことはない」と回答した層が全体の半数(44.9%)を占めることから、副業そのものへの関心はかなり広がっているといえる。また、正社員のエンジニアのうち、半数ほどが「副業が認められている」(50.7%)と回答しており、企業側の受け入れ態勢も進んでいる。
副業を始めて良かったこと、1位は「収入が増えた」
副業を始めて良かったことの1位は「収入が増えた」(59.5%)で、以下「気分転換になった」(41.1%)、「新たな人脈ができた」(23.3%)、「新しいスキルを習得できた」(22.4%)が続く。副業は金銭的なメリットだけでなく、経験や人脈、自己成長にもつながる選択肢として捉えられ始めている。
正社員採用の限界が見えつつある
これまでは、1社に長期間在籍して経験を積みながらキャリアを形成することが一般的だった。しかし、生成AIの普及やDXの加速、事業環境の変化などにより、1社の中だけで、今後必要になる経験を全て積むことは難しくなっている。そこで会社にキャリアを委ねるのではなく、個人が主体的に学び、経験を積み、市場価値を高めていく考え方(プロティアンキャリア)が広がっている。
企業が取るべき5つの評価手法
「スキル」だけでは見抜けない、「デキるPM」をどう選ぶか。企業が実践すべき5つの評価手法として、プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーといった中間マネジメント層の不足が深刻化している。年々深刻化するIT人材不足だが、近年はAIの台頭やDX需要の高まりにより、上流工程で意思決定を担う人材の不足が一層顕著になっている。
「とりあえず出社」だけを押し付けていないか? 出社回帰成功企業の3つの共通点
かつてリモートワークを推進していた企業の多くが、次々と「原則出社」へと舵を切り始めている。出社回帰は単なる働き方の見直しにとどまらず、経営戦略の転換や事業の変化、組織の再編など、企業全体に影響を及ぼす。レバテックの最新調査データをもとに、「なぜ今、出社回帰が起きているのか」「企業はこの変化とどう向き合うべきか」を読み解く。
エンジニア「35歳定年説」はもう古い 引っ張りだこのミドル・シニア層に共通するスキルとは
かつてエンジニアは「35歳定年説」がささやかれ、40代以降の転職は難しいとされることも少なくありませんでした。しかし近年、IT転職市場において40〜50代のミドル・シニア層の転職が活発化しています。なぜ、40代以上のIT人材が求められるのでしょうか。



