Microsoft、EdgeのAI履歴検索機能を正式に廃止 - 約1年で提供終了へ
Microsoft、EdgeのAI履歴検索機能を廃止

Microsoftは、Edgeブラウザに搭載していた「AIによる履歴検索機能(AI-powered History search)」の提供を正式に終了した。この決定は、2025年6月25日に更新された「Microsoft 365 Roadmap」で発表された。同機能は、2024年8月から段階的にロールアウトが開始されていたが、約1年で幕を閉じることとなった。

AI履歴検索機能の概要と特徴

AIによる履歴検索機能は、同義語やフレーズ、入力ミスを許容する高度な検索機能で、過去にアクセスしたWebサイトのタイトルやURLを忘れた場合でも、自然言語での検索を可能にするものだった。例えば「先週見たレシピサイト」といった曖昧なクエリでも、履歴から該当するページを探し出すことができた。

この機能は、端末内で動作するローカルAIモデルを使用しており、学習もローカルで完結するため、ユーザーの閲覧データが外部に送信されることはないとされていた。また、企業のIT管理者はポリシー設定で動作を制御できるため、生産性向上ツールとしても期待されていた。

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提供終了の経緯と理由

Microsoftは2024年8月からこの機能を搭載したEdgeのロールアウトを開始したが、2025年6月25日付のロードマップ更新で提供中止が正式に発表された。提供終了の具体的な理由は明らかにされていない。

一方、テクノロジーメディアNeowinの報道によれば、同機能の挙動に違和感を覚えるユーザーからの指摘や、データがローカルで処理されるというMicrosoftの説明を信用しない声があったという。また、Windows Centralの記者は「Edgeが以前よりも軽快に感じられる」とコメントしており、機能による負荷増大が取り下げの一因となった可能性も指摘されている。

MicrosoftのAI戦略における位置づけ

今回の決定は、MicrosoftがWindows 11で進める「Windows K2」構想の一環とみられる。同社はCopilotの露出を縮小するなど、AI機能の全体的な整理を進めており、今回の判断もその流れに沿ったものだ。

AIによる履歴検索は、自然言語で履歴を探せる先進的な機能だったが、ユーザーの反応や利用状況を踏まえ、必要性を見極めた上での整理が行われた形だ。Microsoftは今後もAI機能を追加する一方で、取捨選択を続ける姿勢を示している。

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