「バズらんかなぁ」企業公式リレー、つまようじから東京タワーまで業種超え広がる
「バズらんかなぁ」企業公式リレー つまようじから東京タワーまで

「さすがに国産つまようじではバズらんかぁ」――。この一言から始まった企業公式アカウントによる投稿リレーが、X(旧Twitter)上で大きな広がりを見せている。発端は、国産つまようじメーカー・菊水産業株式会社(@kikusui_sangyo)が6月11日に投稿した一文。国産つまようじの写真とともに、自嘲気味のコメントを添えたところ、後日、他の企業が次々とこれに乗っかり、製造工程や仕事の裏側を公開する連鎖が生まれた。

マッチメーカーが火付け役に

菊水産業の投稿を引用する形で、日本のマッチメーカー・日東社が7月8日に「国産マッチでもバズりたい。バズらんかなぁ。」と製造動画を投稿。この投稿が現在までに3970万表示(16日15時時点)を記録し、大きな反響を呼んだ。これをきっかけに、さまざまな企業が自社の製造工程や仕事の裏側を公開し始めた。

菊水産業は同月11日、「1カ月も前の投稿なのにびっくりです」と改めて投稿し、自社製品について「この一般的な丸軸型の爪楊枝を国産で作っている所は全国に2社しか残っていません。地場産業としては最後の1社です」と紹介。業界の厳しい現状を伝えつつ、注目を集めた。

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食品メーカーも参戦

食品メーカーもこのリレーに加わった。チョーヤ梅酒で知られるCHOYA(@CHOYAofficial)は、瓶詰めや検品の様子を紹介し、「出遅れました」とコメント。表示回数は400万回を超えている。また、マルシンフーズ(@marushin_foods)は看板商品『マルシンハンバーグ』の製造工程動画を公開し、「バズってほしいなー」と投稿。普段は見る機会の少ない食品工場の内部に、多くの関心が集まった。

創業100年超の老舗も参戦

創業100年を超える老舗企業もこの流れに反応した。創業111年の立花容器株式会社(@tachibana_oke)は、木製の寿司桶を製造する工程を公開し、「創業111年なんだけど、バズらんかなぁ」と投稿。玩具メーカーの丸彰(@marusho_hikoki)も、日本製ブリキのおもちゃが作られる様子を披露。伝統的なものづくりの現場を紹介する投稿に、多くの人が注目した。

仕事の裏側を公開する企業も

製造工程だけでなく、仕事の裏側を紹介する投稿も登場した。東京タワー公式キャラクター『ノッポン弟』(@nopponotouto)は、手作業による電球交換の様子を公開し、「東京タワー手作業電球交換でも見てください。バズらんかなぁ」と投稿。また、キャステム【公式】(@castem_info)は、精密な金属加工の技術が分かる動画を公開し、ものづくりの魅力を発信している。

食品から伝統工芸、精密加工、さらには観光施設まで――。業種の垣根を越えて“バズらんかなぁ”のバトンがつながっている。このリレーは、企業が自社の製品や技術に誇りを持ち、それをユーモアを交えて発信する新しい形のPRとして注目を集めている。

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