折りたたみiPhoneは登場するのか?WWDC26が示した重要なヒント
折りたたみiPhoneは登場するのか?WWDC26のヒント

アップルが2026年7月に開催した世界開発者会議(WWDC26)で、折りたたみiPhoneに関する直接的な発表はなかったものの、アプリのデザイン変更に関する重要なヒントが示された。ジャーナリストの松村太郎氏は、アップルがアプリの表示領域を固定する従来の前提を崩し始めたと指摘する。

アプリの表示領域が柔軟に変化

WWDC26でアップルは開発者に対し、アプリを特定のiPhone画面に固定するのではなく、与えられた表示領域に応じてレイアウトを動的に変更するよう求めた。これは折りたたみ端末と極めて相性の良い考え方だ。閉じた状態では通常のiPhoneに近い縦長画面、開いた状態では横に広い画面やiPad miniに近い表示領域を想定した場合、アプリ側が画面の変化に柔軟に対応する必要がある。アップルは折りたたみiPhoneという名前を出さずに、その準備を始めていると見ることができる。

「全画面で固定」表示の終わり

アップルが開発者に求めているのは、単なる拡大表示への対応ではない。これまでも新しいiPhoneの画面サイズが登場した際、古いアプリを拡大表示したり、余白を付けて表示したりする互換モードは存在した。しかしWWDC25以降の流れを見ると、アップルはそうした互換表示から明確に距離を置いている。新しいハードウェアが異なる画面サイズで登場した場合、従来はシステム側がアプリUIを拡大したり、レターボックス表示(画面の上下などに黒い帯を敷く方法)をしたりして吸収してきた。だが、アップルは昨年発表のiOS 26以降、そのような処理に頼らない方向を示していた。つまり、アプリは新しい画面サイズに対して自ら適応しなければならないという新しいルールが取り入れられてきた。

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動的なサイズとアスペクト比への設計

WWDC26では、その考え方がさらに前進した。アップルは開発者に対して「特定のデバイスや向き」ではなく、「動的なサイズとアスペクト比の範囲」に向けて設計するよう促している。これは言い換えれば、iPhoneアプリを将来の未知の画面に備えさせるということだ。アプリが表示領域の変化に対応することで、ユーザー体験も向上する必要がある。この動きは、折りたたみiPhoneの登場を強く示唆するものとして注目される。

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