2026年に入り、日本でも折りたたみ型スマートフォンが相次いで登場し、「スマホは長方形の板状」という常識が崩れつつある。そんな中、海外では折りたたみを超えるさらに変わった形状のモデルが登場した。中国で発売されたHONOR(オナー)の『Robot Phone』は、その名の通りロボットのように動いてユーザーを支えることを目指したスマートフォンだ。
背面に隠されたジンバルカメラが飛び出す構造
『Robot Phone』の外観は、正面から見る限り一般的なスマートフォンと変わらない。6.31インチの画面はアップルの『iPhone 17』とほぼ同等で、正面だけを見ればどこにでもある端末だ。ところが背面には、他にはない特殊なカメラ機構が収納されている。
背面のカメラ部分には複雑に組み合わさったアームがあり、中央には小型カメラのような箱状ユニットが収まる。右側にも別のカメラを備え、従来のスマートフォンとは大きく異なる外観だ。カメラは2億画素を2つ、5000万画素を1つ搭載し、撮影性能だけを見てもハイエンドモデルに位置づけられる。
ジンバルカメラがAIに生命を与える
背面に収納されたカメラは、ワンタッチで90度回転させると、本体前面から見て上部に小さなロボットの頭が飛び出したような形状へ変身する。この頭部はそのまま上下左右へ自在に動くカメラとして機能する。
近年人気のスティック状ジンバルカメラと同様に、被写体に合わせて左右や上下へ向きを変えながら撮影できる。AIシステム「YOYO Pro」が搭載され、カメラの動きを通じてAIに生命感を与えるという。
スマホは「画面」から「相棒」へ進化する
『Robot Phone』は、単なる撮影ツールではなく、ユーザーの「相棒」となることを目指している。AIがカメラを動かすことで、端末がまるで生きているかのような体験を提供する。
スマートフォンの進化は、折りたたみに続き、ロボットのように動く新しい形状へと広がりを見せている。『Robot Phone』はその先駆けとして、スマホの常識をさらに塗り替える存在になりつつある。



