楽天モバイルにMNPで乗り換えた筆者に、1万4000ポイントのキャンペーンが「不適格」と判定され、ポイントが一切付与されなかった。半年から1年おきに各社の乗り換えキャンペーンを利用してきたが、初めての経験だという。
「不適格」と判定された経緯
筆者は2025年12月にMNPで楽天モバイルを契約。4月が最初のポイント付与タイミングだったが、ポイントは付与されなかった。楽天モバイルのキャンペーン運用では、回線契約自体はスムーズに完了する。しかし、契約後、ポイント進呈のタイミングになって初めてシステム上で「不適格」と判明し、特典のみが取り消される仕組みだ。
楽天モバイル広報部に確認したところ、「キャンペーンの適格性判定は、申し込み完了後から回線契約数、過去の契約期間、解約条件数などの情報を総合的に照らし合わせ、ポイント進呈時までに判定が完了する仕様になっている」との回答が得られた。さらに、契約時点でユーザー自身が事前確認する手段が存在しない点については、「申し込み前にキャンペーンページや規約で適用条件を確認してもらう形を取っているが、認識の通り、契約時点で確定的な判定結果をお伝えできない状況となっている」という。
大手キャリアとの決定的な違い
大手3キャリアの場合、短期解約や高頻度な乗り換え(いわゆるポイ活・転売目的)を理由に不適格と判断された場合、それは契約手続きの段階で拒否される。いわゆる総合判断というものだ。この場合、消費者は乗り換えキャンペーンのポイントをもらえないものの、契約義務だけを背負わされて特典をもらい損ねることはない。
一方、楽天モバイルのキャンペーン運用では、回線契約自体はスムーズに完了する。契約後、ポイント進呈のタイミングになって初めてシステム上で「不適格」と判明し、特典のみが取り消される。筆者の場合、ポイントがもらえるからこそ手間をかけてキャリアを乗り換えたにもかかわらず、特典だけもらえないという運用には疑問が残る。仮に審査に落ちたのなら、契約を拒否される方がまだ納得できる。
店頭で「大丈夫」と言われても無意味
「Webからの申し込みだから不確実なのであって、実店舗(楽天モバイルショップ)に足を運び、スタッフに確認しながら手続きをすれば安全なのでは」と思うかもしれないが、そういうわけでもない。
実際に不適格判定を受けたユーザーの中には、店舗のスタッフに過去の利用状況を話し、今回のキャンペーンの対象になると言われたが、後日ポイントが付与されなかったケースもある。キャンペーンの判定は本部でなされ、店頭では不適格かどうかの確認はできないためだ。こうした事例は「みんなの楽天モバイルコミュニティ」でも報告されている(関連ポストその1、その2)。
同社によれば、「最終的な適用可否は規定に基づき、申し込み後にシステムで判定するため、実店舗ではキャンペーンの詳細はしているが、必ずしも対象となる旨はお伝えしていない」という。店舗での案内が何らかの付与保証や責任を負うものなのかという点については、「店頭では事前にキャンペーンルールのご説明と、特典の対象外になる可能性がある旨をご案内している」と説明。これは、現場スタッフの口頭説明はあくまでキャンペーン制度の一般的な詳細にとどまり、個別の付与を保証する効力は持たないことを示している。
一方、大手キャリアの店頭での乗り換えキャンペーンは店頭代理店自身のものであることが多い。こちらに関しては店頭で契約できれば、ほぼ確実に特典を得ることができる上、特典が得られなかったときにはサポートが受けられる。
判定ルールの不透明さと規約改定
楽天モバイルは一部のユーザーに適用している「解約手数料」。その徴収方針が4月1日から変更されることになった。同日以降の新規契約者については、契約から1年以内の解約について解約手数料が徴収される。
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