東日本大震災から15年目の夏 東北6県で夏祭り 復興のシンボルに
震災15年目の夏 東北6県で夏祭り 復興のシンボルに

東日本大震災の発生から15年。東北6県で恒例の夏祭りが盛大に行われた。盛岡さんさ踊りを先陣に、華美な花笠や竿燈が夏の夜空を彩った。

さんさ踊りの掛け声と太鼓の音

「サッコラ、チョイワ、ヤッセ!」。さんさ踊りの威勢のいい掛け声と太鼓の音が夜空に響く。小気味良い太鼓のリズムを奏でながら軽やかな足取りで大通りを進む踊り手たちの姿が見られた。

県の名産、紅花を模したあしらいが施されている笠を手に「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに笑顔で舞う踊り手の姿も。竹竿の先にたくさんのちょうちんがついた竿燈を夜空に高々と上げ、観客を魅了する「差し手」も登場した。

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熊本地震へのメッセージ

一連の祭りの直前、熊本で最大震度7を観測する地震が起きた。ねぶたには「熊本・能登ケッパレ(がんばれ)」とかかげられ、七夕では「いち早い復旧と復興を祈ります」の短冊が揺れた。

市街地をゆっくりと進む絢爛豪華なねぶたの後ろ姿には、地震の被災地へのメッセージが刻まれていた。市内の児童生徒が折った7万8千羽の折り鶴で作られた七夕飾りには、東日本大震災や熊本地震への思いが込められた短冊が風になびいていた。

復興のシンボルとして

全長12メートルの大わらじを担いで練り歩く福島わらじ祭りでは開幕前、熊本地震の犠牲者に黙禱がささげられた。

「どの祭りも市民と地域が一体になれる。復興のシンボルとして続けていければ」。福島わらじ祭りに長年参加する会社員の吉川隆一さん(52)は話す。思いをひとつに。祭りには力がある。

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