OPPO、メモリ高騰でもスペック維持 Reno15 AとFind X9 Ultraで攻めの戦略
OPPO、メモリ高騰でもスペック維持 Reno15 AとFind X9 Ultra投入

OPPOは2026年、ミドルレンジ「OPPO Reno15 A」と最上位「OPPO Find X9 Ultra」を日本市場に投入した。メモリやストレージ価格の高騰が続く中、スペックを削らずに価格を抑えた戦略が特徴だ。

ミドルレンジのReno15 Aは7000mAhバッテリー搭載

Reno15 Aは、ミドルレンジながら7000mAhの大容量バッテリーを搭載。日本向けにカスタマイズされ、おサイフケータイにも対応する。Reno Aシリーズは日本市場におけるOPPOの代表的なスマホだが、スペックを大きく強化したことが話題を集めた。

価格はOPPO直販サイトで8GB+128GBが6万4800円、12GB+256GBが7万6800円。メモリ価格は前年比で約2倍、NAND型フラッシュも2倍に高騰しており、価格設定には苦労があったという。

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最上位のFind X9 Ultraはカメラ特化型

もう1機種は、フラッグシップの最上位に位置する「OPPO Find X9 Ultra」だ。こちらは中国メーカーの間で競争が激化しているカメラ特化型スマホ。Find Xシリーズおなじみのハッセルブラッドとの協業体制を生かしつつ、広角とポートレート用3倍望遠カメラに2億画素のセンサーを搭載。さらに、光学5倍ズームカメラも搭載しており、高画質かつ広い画角を1台でカバーするのが特徴だ。

また、8月17日にはミッドハイモデルの「OPPO Reno16 5G」も発売した。

価格高騰の中での戦略

2026年は早くも4機種を投入し、存在感を示したOPPO。メモリやストレージ高騰のあおりを受け、価格面では以前のようなコストパフォーマンスの高さは失われている。こうした状況の中、同社は日本市場でどのように戦っていくのか。Reno15 AとFind X9 Ultraにフォーカスを当て、オウガ・ジャパンで専務取締役を務める花房氏と、営業推進部プロダクトマネージャーの中條氏に話を聞いた。

ミドルレンジの値段はメモリが15〜20%を占めている。ハイエンドだと10〜15%程度になる。この構造の差がReno15 Aの価格を押し上げている一番の要因になっている。

一方で、市場全体を見ると、スマホの価格は前年に比べて13%前後上がっていることからも分かるように、これは花房氏だけの悩みではない。多くのブランドやメーカーがスペックを削ってコストを抑えている。一部報道によると、2026年の基本モデルはメモリを4GBまで削るのではないかという予想まで出ている。

それに対し、Reno15 Aはバッテリー容量を先代から約20%増量し、充電も80Wでできるようになった。また、インカメラも3200万画素から5000万画素に画素数を向上させている。ここで言い上げたいのは、値上げはしましたが、スペックは削っていないということです。

7000mAhバッテリーが最大の強み

中條氏は「最大の強みです。Reno Aシリーズに限らず、独自のシリコンカーボンバッテリーで高密度なバッテリーを薄いボディーに入れた端末はありますが、その中でも7000mAhは優位性があります。同一価格帯のモデルだと一番大きいですからね。フラッグシップでも4000mAh台の端末はあります」と語る。

OPPOは歴史的に、充電技術をかなり研究してきた。Quick Charge 2.0が出たころから、OPPO独自のSuperVOOCがあったし、サプライヤーとは長きにわたって関係を継続してきた。これまで、急速充電は日本市場においてコストを下げるためにあえて削っていたが、今回は載せている。

価格に対して、基本性能を大きく底上げした形です。花房氏は「何万円、何万円という数字ではなく、前年の端末からの上昇率で見ていただきたいですね。他社はおおむね30から40%ぐらいの値上げをしていますが、我々は33%で、ここは頑張ったと自負しています」と述べた。

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プロセッサは据え置きで十分と判断。中條氏は「ここは取捨選択になりますが、お客さまの体感を重視し、バッテリーやインカメラの画素数、AI機能にリソース(と予算)を割いています。Reno15 Aが搭載している「Snapdragon 6 Gen 1」に関しては、想定しているユーザーの使い方で十分に使えます。キャッシュレスの支払いや動画の視聴といった主だった用途では、パフォーマンスは十分足りています」と説明した。

発表会なしはリソースの問題、既存モデルは値上げせず

発表会なしはリソースの問題。既存モデルは値上げせず、関連記事「OPPO Reno15 A」6月25日発売、7000mAh大容量バッテリーや独自AI機能を搭載、6万4800円から。オウガ・ジャパンはスマートフォン「OPPO Reno15 A」を6月25日から順次販売する。前モデルから約20%向上したシリーズ最大容量となる7000mAhのバッテリーを搭載した。さらに、散らばる情報を自動で整理して保存するAIマインドスペースなどの最新AI機能を備える。

「OPPO Find X9 Ultra」日本上陸、300mm超望遠ユニット(レンズ)を装着可能、7月8日発売。OPPOは2026年4月21日、中国の成都で開催したイベントで次世代フラッグシップスマートフォンFind X9 Ultraを発表した。OPPOの日本法人であるオウガ・ジャパンが7月8日に発売する。ハッセルブラッドと共同開発したカメラシステムを搭載し、写真撮影の限界を押し広げる。

「OPPO Reno16 5G」発表、Snapdragon 7 Gen 4のミッドレンジ、AI機能も搭載。オウガ・ジャパンは5Gスマートフォン「OPPO Reno16 5G」を8月17日より順次販売する。6.3型ディスプレイや6700mAhバッテリー、全カメラ5000万画素の撮影システムを備える。Snapdragon 7 Gen 4や多彩なAI機能を搭載し、高い防水防塵性も備える。