2026年7月16日に発売した日産の新型「エルグランド」について、チーフビークルエンジニアの一野健人氏は「どんなクルマを目指したか――、それはリミットレスグランドツアラーです」と語る。
「どこまで行っても、乗客の皆さんが、安心して快適に過ごせ、もっと乗っていたいと思わせる、そんなクルマを目指しました」と一野氏は述べている。
e-POWERとe-4ORCEが生み出す滑らかな走り
新型エルグランドのe-POWERは、1.5リッターエンジンを発電のみに使い、バッテリーで前後輪のためのモーターへパワーを供給する。e-4ORCEに関しては、「単なる4駆と思っていただきたくない」と一野氏は述べ、「4輪制御と解釈していただきたい」と続ける。カーブを速く正確にまわり、雪道など滑りやすい路面で安定して走ることを4輪の駆動制御で実現するとしている。
発進時にノーズが浮かない、強めのブレーキのときにフロントがノーズダイブしないことも重要なポイントだった。車輪の回転やブレーキ圧を適切にコントロールすることで、姿勢を常にフラットに保つ。
実際にBMWやボルボはBEVで4輪の駆動トルクを緻密に制御しており、停止時にショックを感じさせない。エルグランドでも匹敵するレベルの4輪制御が実現している可能性があり、後席に人を乗せる機会が多いユーザーには朗報だ。



