Microsoftは、Windows 11向けの新しいシステム復元機能「Cloud Rebuild」をテストしていることが、米国時間7月6日にBetaNewsの報道で明らかになった。この機能は、クラウドから最新のWindows 11を再インストールする仕組みで、Xユーザーの@XenoPanther氏によって発見された。
Cloud Rebuildの概要と発見の経緯
Cloud Rebuildは、Windows回復環境(WinRE)の一部として機能する。@XenoPanther氏の投稿によると、この機能はWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11バージョン25H2に導入されている。BetaNewsは、既存の「Cloud download reset」オプションに類似していると指摘し、関連機能の可能性を示唆している。
ポイントインタイムリストアとの関係
Microsoftは7月のセキュリティ更新プログラムで、別の新復元機能「ポイントインタイムリストア」の正式リリースを予定している。これはシステム全体を数時間または数日前の状態に回復する機能で、WinREから復元を試みることができる。Cloud Rebuildはこれとは別の機能だが、両方ともWinREを利用する点で共通する。
自動リカバリーフローの一部に
@XenoPanther氏の調査によると、Cloud Rebuildに関連付けられた内部リンクが「クイックマシンリカバリー」のサポートページを参照していた。このことから、同氏はCloud Rebuildが単なる手動復元機能ではなく、自動リカバリーフローの一部になる可能性があると主張する。具体的には、Windows 11の自動復旧プロセスは最初にクイックマシンリカバリーを試行し、失敗した場合にCloud Rebuildによる復旧を試みる可能性がある。
今後の展望と課題
BetaNewsは「回復プロセスの自動化は歓迎する」と述べ、Cloud Rebuildの導入に前向きな姿勢を示している。ただし、公式発表がないため詳細は不明だ。ユーザーデータを保持したまま復旧できる仕組みであれば、Windowsの復旧性向上につながる可能性がある。今後のアップデートで正式実装されるか注目される。



