「クルマよりスマホ」――。そんな言葉が象徴するように、若者の車離れが止まらない。自動車メーカー各社は焦りを隠せないが、一方で若者たちの本音はどこにあるのか。本記事では、漫画を通じてそのリアルを描く。
「車は必要ない」という若者の本音
漫画の主人公は、都内で暮らす20代の会社員。彼は車を持っていない。理由は単純で、「維持費が高いし、都内では公共交通機関で十分だから」。彼の周りでも車を持つ友人は少数派だ。
実際、日本自動車工業会の調査によると、20代の免許保有率は2000年の約80%から2020年には約60%に低下。車離れは確実に進んでいる。
「車は趣味」という新たな価値観
一方で、車を「移動手段」ではなく「趣味」として捉える若者も増えている。漫画では、休日にドライブを楽しむ若者カップルが登場。彼らは車を所有せず、カーシェアリングを活用する。
「維持費を気にせず、必要な時だけ使えるのが魅力」と語る彼ら。自動車メーカーもこうした変化に対応し、サブスクリプションサービスやカーシェアとの連携を強化している。
自動車メーカーの新たな挑戦
漫画では、自動車メーカーの営業マンが若者向けに新たなサービスを提案するシーンも描かれる。「車を売る」から「移動体験を提供する」へとビジネスモデルを転換する動きだ。
トヨタ自動車は、コネクテッド技術を活用したサービスを強化。若者にも響く「スマホと連携した車」の開発を進めている。
若者と車の未来
漫画のラストでは、主人公がふと「いつかは車が欲しい」とつぶやく。車離れが進む一方で、若者たちの心にはまだ「車への憧れ」が残っているのかもしれない。
自動車メーカーは、若者のニーズを的確に捉え、新たな価値を提供できるかが問われている。漫画を通じて浮かび上がるのは、単なる「車離れ」ではなく、価値観の多様化という現実だ。



