名古屋のソウルフードとして知られるラーメンチェーン「スガキヤ」が、約20年ぶりに関東に再進出することを発表し、大きな話題を呼んでいる。関東進出は2026年秋冬を予定しているが、具体的な月は未定。そこで筆者は、首都圏から最も近いスガキヤとして知られるイオンモール富士宮店を訪れ、事前にその味を確かめてきた。
首都圏最寄りのスガキヤはどこ?
現在、首都圏から行ける最寄りのスガキヤは主に3店舗。イオンモール富士宮店(JR身延線富士宮駅前)、MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店(岳南鉄道吉原本町駅徒歩17分)、富士南イオン店(新富士駅徒歩22分)である。筆者は駅からの利便性を考慮し、イオンモール富士宮店を選択。新宿駅から小田急線と東海道線を乗り継ぎ、交通費最安2,261円、所要時間2時間51分で到着した。
到着は平日の午前10時。フードコートはオープン直後でほとんど人がいなかった。スガキヤのキャラクター「スーちゃん」の看板と赤いカラーリングが目を引く。
メニューの豊富さと低価格が魅力
スガキヤは創業時が甘味店だったこともあり、デザート類も充実。ソフトクリームやクリームぜんざいなどの定番から、かき氷まで種類豊富だ。ラーメンは7種類あり、人気No.1の「ラーメン」はなんと430円。昨今のラーメン価格高騰の中、驚きの安さである。
注文後、ブザーで呼ばれるスタイル。筆者しか客がいなかったこともあり、2~3分で商品が完成。箸や取り分け椀はセルフサービスで、コショウも自分でかける方式だ。
初めてのスガキヤ、その味は?
筆者が注文したのは「ラーメン」(430円)と「クリームぜんざい」(290円)の定番セット。ラーメンのトッピングはネギ、メンマ、チャーシューとシンプルだが、価格を考えれば十分な内容だ。
提供されたラーメンには、噂の「ラーメンフォーク」が刺さっていた。スプーン部分でスープをすくい、フォーク部分で麺を巻き取るというアイデア商品だが、筆者はうまく使いこなせず、結局箸で食べた。麺はかなり柔らかめで、スープは魚介の出汁が強く効いている。豚肉、鰹、鯖、昆布など数種類の素材をブレンドした複雑な味わいで、家庭的ながら唯一無二の風味だ。
「ラーメンを食べに行くんじゃない、スガキヤを食べに行くんだ」というファンの言葉に、筆者も納得。専門店のような濃厚さではないが、食べると安心するソウルフードの魅力が理解できた。
ラーメン後のデザートが絶品
ラーメンを食べ終えた後、クリームぜんざいをいただく。注文時に「ラーメンと一緒でよろしいですか」と確認があったのには驚いた。フードコートでそこまで気を遣うとは。ぜんざいは粒あんの上にソフトクリームがトッピングされたシンプルな見た目だが、あずきの上品な甘さとソフトクリームのすっきりとした味わいが絶妙で、ラーメンの後に口の中をリセットしてくれる。
筆者が到着した10時は閑散としていたフードコートも、10時半には続々と客が訪れ、4~5人がスガキヤを注文。平日の朝にもかかわらず、根強い人気を実感した。2026年の関東進出が待ち遠しい。



