世界約30カ国で電動モビリティシェアサービスを展開する「Lime(ライム)」が、京都市内で電動アシスト自転車「LimeBike」の本格的なサービス提供を開始した。同社のモビリティは自転車走行禁止エリアでの走行制御機能を導入しており、観光客の増加で公共交通機関への利用集中などが課題となる中、新たな移動インフラとして来年3月までに2000台規模の運用を目指すとしている。
関西初進出、三井のリパークと連携
ライムは米国を拠点に5大陸で事業を展開し、累計数億回以上の乗車実績を誇る世界有数の企業。日本には令和6年に参入し、東京都や横浜市、沖縄県で展開しており、関西は初進出となった。
同社は位置情報を活用した「ジオフェンシング」と呼ばれる機能を導入しており、自転車が走行禁止エリアに入ると自動的に走行制御がかかるとしている。京都市内では三井不動産リアルティ(東京)と連携し、同社が展開する時間貸し駐車場「三井のリパーク」を中心にしたポート網を整備していく。
観光客の回遊性向上と地元住民の移動手段に
エリアはJR京都駅から祇園、嵐山、伏見稲荷などを網羅しており、観光客の回遊性向上だけでなく、地元住民の移動手段となることも視野に入れている。同社のアプリは全世界共通で利用できる。
7月の祇園祭の期間中に先行実施をしたところ、想定を上回る外国人観光客の利用があったという。京都市内で記者発表をした同社の関係者は「シェアサイクルの分野では後発となるが、安全対策には十分に力を入れている。公共交通を補完する新たな移動インフラとして京都に貢献したい」と意気込んでいた。
料金体系と今後の展開
京都市内の料金は基本料金が100円で1分ごとに40円課金。このほか60分パック(3日間有効)1950円、120分パック(7日間有効)3430円などがある。



