Intelは7月9日(現地時間)、米国政府向けに設計したという宇宙開発向けSoC「Starfire」を発表した。市場競争力のある価格と、アメリカ国内での製造がアピールされている。同社は「10年以上の運用に耐えて宇宙機を革新する」と説明している。
2つのSKUをラインナップ
Starfireは「LowPower」と「Performance」の2つのSKUを用意。両製品ともにIntel 18Aプロセスで製造される4つの高性能コアと4つの低消費電力コアを搭載。さらに、Intel 18Aで製造する3タイルのNPU、Intel 3プロセスで製造する64EUのGPUを組み合わせている。最大動作周波数の違いにより、LowPowerは最大45TOPS(10W)、Performanceは75TOPS(35W)の性能を実現する。
接続性と環境耐性
PCIe 4.0を12レーン備え、LPDDR5/DDR5メモリと組み合わせて利用可能。動作温度範囲はマイナス55度から125度と、過酷な宇宙環境での動作を目指す。なお、現時点では総電離線量、シングルイベントラッチアップ、シングルイベント効果における放射線耐性は評価中とされている。
出荷時期と今後の見通し
サンプルの出荷は今年第三四半期にも予定されているが、仕様自体の変更もあり得るとしている。Intelは米国政府向けに特化したチップとして、国内製造と競争力のある価格を強調している。



