トヨタ自動車とNTTは、自動運転技術向けのAI半導体の開発で協業することで基本合意した。両社は、2025年までに試作品を開発し、2030年までの実用化を目指す。
協業の背景と目的
自動運転技術の高度化には、膨大なデータをリアルタイムで処理できる高性能なAI半導体が不可欠だ。トヨタは自動運転システムの開発を進めており、NTTはAI技術や半導体設計で強みを持つ。両社の協業により、消費電力が低く、処理能力の高い専用半導体の開発を加速させる。
具体的な計画
両社は、AI半導体の設計から製造までを一貫して手掛ける方針。NTTが持つ光電融合技術やAIアクセラレーター技術を活用し、トヨタの車両制御技術と組み合わせる。試作品の開発後、2028年ごろから量産を開始し、2030年までにトヨタの車両に搭載する計画だ。
業界への影響
自動運転向け半導体市場は、米インテルやエヌビディアなどが先行する。トヨタとNTTの協業は、日本勢の競争力強化につながる可能性がある。また、半導体の安定調達や技術の囲い込みにも寄与すると期待される。
両社は今後、協業の詳細な条件や出資比率などを詰める。自動運転技術の進化に伴い、半導体の重要性はさらに高まるとみられる。



