NVIDIAの時価総額、世界一に迫る AI需要で株価急騰
NVIDIA時価総額、世界一迫る AI需要で株価急騰

NVIDIAの時価総額が3兆ドルを突破し、Appleを抜いて世界第2位の企業となった。5月28日の取引でNVIDIAの株価は前日比7%以上上昇し、時価総額は約3.1兆ドルに達した。これにより、Appleの時価総額約3.0兆ドルを上回り、世界時価総額ランキングで2位に浮上した。1位はMicrosoftで、時価総額は約3.2兆ドルである。

AI需要が牽引するNVIDIAの成長

NVIDIAの急成長の原動力は、人工知能(AI)向け半導体の需要拡大である。同社のGPU(画像処理半導体)は、AIモデルの学習や推論に不可欠とされ、大手テクノロジー企業がこぞって採用している。2024年2月に発表した2024年度第4四半期決算では、売上高が前年同期比265%増の221億ドルとなり、市場予想を大きく上回った。また、2025年度第1四半期の売上高見通しも240億ドルと、アナリスト予想の219億ドルを上回っている。

競合との差と今後の展望

NVIDIAはAI半導体市場で約80%のシェアを握るとされ、競合のAMDやIntelを大きく引き離している。さらに、同社は新しいAI向けチップ「Blackwell」シリーズを2024年後半に投入予定で、さらなる成長が期待される。アナリストの間では、NVIDIAの時価総額が年内にMicrosoftを抜いて世界一になるとの予測も出ている。

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一方で、一部の投資家はNVIDIAのバリュエーションの高さを懸念している。株価収益率(PER)は約70倍と、S&P500平均の約20倍を大きく上回る。また、AI需要の先行き不透明感や競争激化もリスク要因として挙げられる。しかし、多くのアナリストは「AIはまだ初期段階にあり、NVIDIAの成長余地は大きい」と指摘する。

半導体業界全体への影響

NVIDIAの時価総額急伸は、半導体業界全体の活況を反映している。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は年初来で約30%上昇し、過去最高値を更新している。また、台湾積体電路製造(TSMC)やASMLなど、半導体製造装置や受託生産企業にも恩恵が広がっている。NVIDIAの成功は、AI時代の主役が半導体企業であることを改めて示した。

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