半導体製造装置メーカーのメデック(函館市)は、本社隣接地を購入し、新工場を建設すると発表した。製造スペースを約1.6倍に拡張し、増加する半導体需要に対応する。新工場は2026年秋に着工、2027年5月頃の稼働を見込む。
新工場の概要
同社によると、1万3200平方メートルの隣接地を取得。平屋の新工場(床面積730平方メートル)を建設するほか、同地内にある他メーカーの工場(同1510平方メートル)も購入・改修する。これにより製造スペースは合計4600平方メートルに拡大。温度・湿度管理されたクリーンルーム面積も現在の約4倍となる。
投資と生産体制
投資額は10億円で、土地代や工場の改修・建設に加え、部品加工用の工作機械や洗浄機などの購入に充てられる。
需要増加の背景
同社は半導体チップ製造時にチップをトレーに収納する装置や、レーザーで製造番号を刻印する装置を手がける。世界的な半導体需要の増加や、先端半導体の量産を目指す「ラピダス」の2027年度工場稼働を前に、装置の需要が2025年度比で倍増しているという。今後、従業員も約70人増やす予定で、漆崎照政社長は「半年ほど前から一気に需要が増加し、人と場所を増やす必要がある」と話している。



