北海道大学は29日、札幌市北区の構内に半導体の設計や試作、性能評価まで一貫して行える研究施設「半導体プロトタイピングラボ」を開所した。学生の実習などに活用し、道内の半導体研究・人材育成を強化する考えだ。
約4億5000万円を投じた施設
ラボは、内閣府の地方大学・地域産業創生交付金のうち約4億5000万円を財源に整備された。広さ約100平方メートルで、半導体製造に必要なクリーンルームなどを備え、専用チップを試作できる。北大生だけでなく、道内の他大学や高等専門学校の学生も利用でき、企業との共同研究にも使用する予定という。
開所式で学長が決意
開所式で、宝金清博学長は「大学の総力を挙げ人材を育て、『北海道に行けば半導体を学べる』という流れを作りたい」と述べた。
ラピダスや自治体トップも会合
また、先端半導体の量産を目指す「ラピダス」や宝金学長、鈴木知事、秋元克広札幌市長、横田隆一千歳市長らによる会合も同日開かれ、道内での半導体関連事業の進捗状況や今後の方針を確認し合った。



