半導体業界の調査会社であるOmdiaは、世界のAI向け半導体市場が2030年に1兆ドルを超えるとの予測を発表した。2024年の市場規模は約2500億ドルと見込まれており、約4倍に成長する計算だ。
生成AIが需要をけん引
成長の主な要因は、生成AI(人工知能)の普及による需要拡大。特に大規模言語モデル(LLM)の学習や推論に必要な高性能半導体への需要が急増している。
Omdiaのアナリストは「AI半導体市場は今後数年間、年平均成長率30%以上で拡大する」と指摘。データセンター向けのGPU(画像処理半導体)やカスタムAIチップの需要が市場を押し上げるとしている。
主要企業の競争激化
市場では、エヌビディアがGPU分野で首位を走るが、AMDやインテル、さらにグーグルやアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などクラウド大手も独自のAIチップ開発を進めており、競争が激化している。
また、半導体製造の受託企業であるTSMCやサムスン電子も、AI向け先端プロセスの増産投資を加速。市場拡大に伴い、半導体サプライチェーン全体に恩恵が及ぶと見られる。



